ショートカットキー - まとめCtrl キーWindows キーFキーCrome & EdgeExcelWordPowerPoint

Ctrlキーを使う定番キーボードショートカット一覧表と覚え方

質問「Ctrl」キーを使った定番キーボードショートカットを教えてください。

回答以前から何度も紹介してきましたが「覚え方」も一緒に「おさらい」していきましょう。

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「Ctrl」キーの使い方と、その「キーボードショートカット(ショートカットキー)」について記事を書いたのは 2015年のことです。

さらに「覚え方」についての記事は 2009年で 10年以上も前です。

なので、これらの記事を併せて「おさらい」していきましょう。

 

まず「キーボードショートカット(ショートカットキー)」の定義は

  • パソコンの操作をキーボードの特殊なキーを押したり、複数のキーを組み合わせて押すことで素早く実行する方法

といったところです。

特に特殊キーである「Ctrl」「Alt」「Windows」「Shift」などのキーを押したまま、追加でアルファベットキーを押す組み合わせが中心です。

「キーボードショートカット」と「ショートカットキー」は同じ意味ですが、この記事では文字数の少ない「ショートカットキー」を使います。

 

よく使われる「ショートカットキー」の覚え方で重要なのは

  • その操作を意味する英単語の「頭文字」が、特殊キーと組み合わせる「アルファベットキー」として使われているものが多い

ということです。

たとえば最も有名なショートカットキーが

  • 「Ctrl」キーを押しながらアルファベットの「C」キーを押すことで「コピー」操作ができる

という「コピー(Copy)」の頭文字「C」を使った「Ctrl + C」でしょう。

  • Ctrl + C → コピー(Copy)

ほかにも「Ctrl」キーとの組み合わせで、よく使われる代表的なショートカットキーで操作を意味する英単語の頭文字が使われており、多くのアプリで共通して使えるので覚えておきましょう。

  • Ctrl + A → すべて(All)を選択
  • Ctrl + N → ファイルやウインドウの新規(New)作成
  • Ctrl + O → ファイルやウインドウを開く(Open)
  • Ctrl + S → 上書き保存(Save)
  • Ctrl + F → 検索(Find)
  • Ctrl + P → 印刷(Print)    

もちろん、頭文字を使っていない「ショートカットキー」もあります。アルファベットは26文字しかないし、操作に対応する英単語が同じ頭文字になる場合もあるからです。

それでも、とてもよく使う「保存(Save)」「コピー(Copy)」「印刷(Print)」「すべて選択(All)」などは誰でも知っている英単語の頭文字なので「丸暗記」よりも覚えやすいし、忘れないでしょう。

 

一方、頭文字とは関係なくても連続で使われることの多い「ショートカットキー」では、「Ctrl」キーと「アルファベットキー」の『位置関係』が重要ということです。

たとえば先述の「コピー(Copy)」と一緒に覚えておきたいのが

  • Ctrl + X → 切り取り(Cut:カット)
  • Ctrl + V → 貼り付け(Paste:ペースト)
  • Ctrl + Z → 元に戻す(Undo:アンドゥ)

という3つの「ショートカットキー」ですが、いずれも明らかに英単語の頭文字とは関係ない「アルファベット」を使っています。

たとえば「貼り付け(ペースト)」の英単語「Paste」の頭文字は「P」ですが、「P」は「印刷」に使われているので「V」が採用されています。

  • Ctrl + V → 貼り付け(Paste:ペースト)

しかし、この「V」は何の頭文字でもありません。

ではなぜ「V」なのかというと、注目すべきなのは「Z」「X」「C」「V」のキーボード上でのキー配置です。

「コピー」の「C」を頭文字で覚えておけば、あとの「X」と「V」のキー位置はキーボード上で「C」を挟んだ場所にあり、さらに「Z」も「X」の左隣にある、つまり「Z」「X」「C」「V」は一列に並んでいるわけです。

qa230705-03.png

なので「頭文字」で覚えなくても、キーの位置関係で「体で覚える」ことができるのです。

  • ちなみに「切り取り」の「X」は「ハサミ」の形状から連想できます。
    qa230705-08.png
     
  • 同様に「貼り付け」の「V」は「クサビ」のイメージでいいでしょう。
    qa230705-09.png

 

さらに「Z」「X」「C」「V」は「Ctrl」キーの近くにあり、左手の小指で「Ctrl」キーを押しながら、左手の人差し指や中指で「Z」「X」「C」「V」はポン!と押せる、つまり左手だけで操作ができるということです。

qa230705-04.png

たとえば「Ctrl」キーを左手小指か薬指で押さえ、それを「支点」にして押したまま、もうひとつの「アルファベット一文字」のキーを左手人差し指で押せば、

Ctrl + C コピーして
  ↓     
Ctrl + V 貼り付ける

という「コピペ」操作が素早くできます。

同様に

Ctrl + X 切りとって
  ↓     
Ctrl + V 貼り付けて
  ↓     
Ctrl + Z 結果が気に入らないから元に戻す

といった「連続ワザ」や「3段ワザ」でも、各キーがキーボード上で位置が近いため『左手だけ』で簡単に素早く可能なわけです。

「すべてを選択」の「A」や「上書き保存」の「S」も「Ctrl」キーに近くて覚えやすく、左手だけで素早く操作できるでしょう。


◆◇◆

 

また、多くのアプリでは操作メニューの右側にショートカットキーが表示される場合があります。

qa230705-05.png

もし忘れても、これを見て思い出し、覚えなおすこともできます。

 

◎Ctrlキーを使う定番キーボードショートカット一覧表

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操作 ショートカット
◎英単語の頭文字を使う定番
すべて選択(All) Ctrl + A
コピー(Copy) Ctrl + C
検索(Find) Ctrl + F
ファイルやウインドウの新規(New)作成 Ctrl + N
ファイルやウインドウを開く(Open) Ctrl + O
印刷(Print) Ctrl + P
上書き保存(Save) Ctrl + S
 
◎キーの位置関係で覚える定番
元に戻す(Undo:アンドゥ) Ctrl + Z
 
切り取り(Cut:カット) Ctrl + X
コピー(Copy) Ctrl + C
貼り付け(Paste:ペースト) Ctrl + V
qa230705-06.png
 
◎文字修飾可能なアプリの定番
太字Bold:ボールド Ctrl + B
斜体Italic:イタリック Ctrl + I
下線Underline:アンダーライン Ctrl + U

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