「Ctrl」「Alt」「Windows」「Shift」キーの共通点とは、これらのキーは押したままでも操作できることと、押しながら同時にほかのキーを押すことで「キーボードショートカット」が実行できるということです。
アルファベットや数字キーは押したままにすると連続で入力され続けるので、押したらすぐ離すキー操作が基本です。一方で「Ctrl」「Alt」「Windows」「Shift」は「押しっぱなし」でも使えるキーなのです。
そのため「キーボードショートカット(ショートカットキー)」が苦手な人は、まずは「Ctrl」「Alt」「Windows」「Shift」キーの扱いに慣れて「押しっぱなしでも大丈夫」なことを体感することが大切です。
たとえば「コピー」操作のショートカットキーは「Ctrl + C」ですが、
「Ctrl」キーと「C」キーを同時に押そうとするのではなく、まずは「Ctrl」キーを押し、押したままの状態で「C」キーをポンと押せばいいのです。
「コピー」操作のあとすぐ「貼り付け(ペースト)」操作することは多く、この連続操作が「コピペ(コピー&ペースト)」ですが、小指(あるいは薬指)を「Ctrl」キーの上に軽く乗せておくと楽です。
さらに「貼り付け」操作の直後に、やっぱり気に入らなくなって元に戻そうと思ったら「Ctrl + V」で押していた「Ctrl」キーをそのまま押し続けた状態で「Z」キーをポンと押すことも可能です。
また、全体を選択してからコピーしたいときも「Ctrl」キーを押したまま「A」キー、「C」キーを続けてポンポンと押せば「すべて選択」して「コピー」という連続操作もできます。
ほかにもブラウザーを操作時に「Ctrl」キーを押したまま「1」キーを押すと一番左のタブが選択されますが、「Ctrl」キーを押したまま「2」「3」「4」... とキーを押すたびにタブの選択が切り替わります。
「Ctrl」と同様に「Alt」「Windows」「Shift」キーも押したままで、別のキーをポンと押すことでショートカットキー操作ができます。
たとえばタスクバーのピン留めアプリを選択する「Windows + 数字」でも「Windows」キーを押したまま「数字」キーを選べば、その数字の場所にあるピン留めアプリを起動/切り替え選択できます。
あとは「習うより慣れろ」です。もし何か間違っても「Ctrl + Z」で「元に戻す」ことができるので、大概のことは大丈夫です。