配列数式や配列関数を「配列定数」に「F9」で変換

質問配列数式や配列関数を「配列定数」に変換することができますか?

回答編集可能な状態で「F9」キーを押すと変換できます。

連続した数値の配列を生成できる「SEQUENCE関数」による配列は「配列定数」でも表記できます。

たとえば「A1」に「SEQUENCE関数」を使って

=SEQUENCE(2,3)

と入力すると

wd240403-06.png

という配列が表示されます。

これは中括弧 {} を使って「A1」に

={1,2,3;4,5,6}

と入力することでも同じ配列を表示できます。

qa240403-02.png

 

このように各行の値を「,(カンマ)」で区切り、各行を「;(セミコロン)」で区切り、「{}(中括弧)」で全体を囲むことで配列や表を表現できるのが「配列定数」です。

 

この「配列定数」は配列数式や配列関数から変換することが可能です。

たとえば

=SEQUENCE(2,3)

が入力されたセル「A1」をダブルクリック、あるいは「F2」キーを押すことで編集可能な状態にします。

qa240403-03.png

 

この編集可能な状態で「F9」キーを押すと「配列定数」の

={1,2,3;4,5,6}

に変換されるので、この状態でコピーや挿入ができます。

qa240403-04.png

注意点は「配列定数」に変換すると元の配列数式や配列関数には再変換できません。

※ ただし変換直後なら「元に戻す(Ctrl+Z)」操作は可能です。


◆◇◆

すでにある表を「配列定数」を使って表現したいときは、

wd240403-04.png

適当なセルを選択して「=」を入力後、表全体の範囲をドラッグ操作で選択して「=」のあとに配列の範囲が挿入されたら

qa240403-05.png

「F9」キーを押して変換できます。

qa240403-06.png

このように「配列定数」なら複数のセルでできた表も、ひとつの文字列だけで表示できます。

={"年期","2022年","2023年";"上期",120,300;"下期",250,450;"合計",370,750}

これなら、たとえばメモ帳にテキストで保存したり、メール本文に貼り付けて相手に送ることも可能です。

 

とにかく「F9」キーは「スピル機能」を活かす重要な変換キーなのでショートカット一覧にも追加しました。

覚えておくといいでしょう。

 

理解を深めるための「パソコン用語解説

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