メールの「宛先欄」に「様」などの敬称を付けたい

OutlookExpress のアドレス帳に保存していた「連絡先」を使ってメールを作成すると「宛先」に表示される名前が呼び捨てになり、送信相手が目上の方であったり、お客様や取引先の場合、気になることがあります。

　※ OutlookExpress の場合、受信したメールの送信者アドレスを
　　　自動でアドレス帳に保存できる機能がありますが、送信者は
　　　自分の名前を当然、敬称略で登録しているため、その状態
　　　（敬称なし）で保存されてしまうのです。

　　
そんな場合は、OutlookExpress のアドレス帳に保存している「連絡先」の「プロパティ」から「表示名」に敬称を加えておきましょう。

1. OutlookExpress のメニューバーから [ツール]?[アドレス帳]
   でアドレス一覧を表示させ、変更したいものをダブルクリック。

2. 「xxx のプロパティ」画面が開くので「名前」タブを選択。

3. 「表示名:」の欄で相手先で表示させたい名前に加工します。
   ※ 「敬称」の前に半角スペースを入れると見栄えがいいです。

これでメールを「新規作成」したり、宛先にアドレス帳からアドレスを追加する場合には、自動的に敬称が付いた名前にすることができます。

それにしても「xxx のプロパティ」画面には、ちゃんと「敬称」という項目があります。そこに「様」と入れておけば自動で付けられるのでは？と誰でも普通は思うのですが、これが全く何の役にも立ちません。

一説によると、欧米では学位や爵位などが重要なので、アドレス帳でも確認できるように記録するためだけの項目なのだとか。やれやれ...ですね。

　
◆◇◆

ここで問題は『受け取ったメールを返信』する場合です。「返信」ボタンで返信メールを自動作成すると、元のメールの「送信元」に相手の敬称のない名前が表示されるのが普通です。

すでにアドレス帳に「敬称つき」で登録済みの相手なら、いったん返信メールの「宛先」アドレスを削除して、再度、アドレス帳から追加する．．．といったことをするしか方法はなさそうですが、これは結構、面倒です。

最後に、確かに敬称を略してメールを送ることへの抵抗感は分りますが、メールの本文で、相手に呼びかけるときにきちんと「敬称」を付ければ基本的には、それで十分ではないかと編集長は考えています。