「全画面表示」とは、開いているウインドウでデータ表示や必要部分だけを画面いっぱいに拡げることで、できるだけ多くのデータを表示したり、閲覧画面を見やすくするための表示モード切替機能です。
通常、アプリで開いたウインドウには操作に使われる「タイトルバー」や「ツールバー」など各種「バー」が表示されています。
それらの「バー」などを一時的にまとめて非表示にして、メイン部分だけを大きく表示した状態が「全画面表示」となります。
これでメイン部分を画面いっぱいに、より広い範囲が表示でき、各種「バー」も眼に入らなくなるので閲覧に集中できます。
アプリの「バー」だけでなく、Windows の「タスクバー」も非表示になる場合が多いです。
この「全画面表示」のショートカットキー(キーボードショートカット)で有名なのは
ファンクションキー「F11」
であり、Google Chrome、Microsoft Edge など、主要な Webブラウザーは「F11」を採用しています。
ほかにも Windows の「エクスプローラー」なども「F11」です。
「F11」キーを押すと「全画面表示」となり、その状態で再度「F11」を押すと「全画面表示」が終了します。
あるいは画面を右クリックで現れるメニューにも「終了」の項目があるので選択できます。
ただし Webブラウザーで開いた YouTube の動画画面を「全画面表示」したい場合は「F11」ではなく、動画画面上をダブルクリックするか 「F」キーを押すことで動画画面だけの全画面表示ができます。
もちろん動画画面の上にマウスポインターを合わせたときに画面下に現れるメニューから「全画面」ボタンをクリックしても同じです。
最新の Microsoft Word や Excel には「全画面表示モード」があり、 「リボン」右下の「リボン表示オプション」アイコンをクリックして現れる「リボンを表示」メニューで「全画面表示モード」を選びます。
この「全画面表示モード」を切り替えるショートカットキーには
Ctrl + Shift + F1
が用意されているので、頻繁に使うなら覚えておくといいでしょう。
Excel には「全画面表示モード」とは別に「全画面表示」もありますが、こちらにはショートカットキーがありません。
さらにこの「全画面表示」は隠し機能っぽいので、基本は「全画面表示モード(リボンの非表示)」を使えばいいでしょう。
いずれにせよ「クイック アクセス ツールバー」に追加しておくと便利ではあります。
ほかにも、たとえば PDFファイルを閲覧するアプリ Adobe Reader は「フルスクリーンモード」があり「表示」メニューから選択するか、ショートカットキー
Ctrl + L
を使って切り替えます。
このようにアプリやサイトによって「全画面表示」ではない名前だったり、ショートカットキーが違ったりする場合もあるので確認が必要です。
それでも主要な Webブラウザーなど
「F11」が採用されているアプリも多い
ので、まずは試してみてもいいでしょう。