ある一定の規則を持ったデザインで統一された、文字のひと揃い(数字、英文字、ひらがな、カタカナ、漢字、記号のセット)を「フォント(fonts)」といいます。
日本語のフォントには「ゴシック体」と「明朝体」という2つの代表的な系統があります。
● ゴシック体: 文字の線の太さがおおむね一定している
● 明 朝 体 : 筆で書いたような「止め」や「跳ね」があり
横線が細いなど、線の太さも変化がある
ゴシック体の中でも、曲線を生かした「丸ゴシック」などがあり、明朝体でも、より筆記に近い「正楷書体」など種類があります。
それぞれ仕事かプライベートか、フォーマルか気楽な内容か、また「見出し」と「本文」か、フォントを使い分けることができます。
ウインドウズの場合、「MSゴシック」「MS明朝」といった標準フォントが最初からインストールされており、さらに Microsoft Office には「HG正楷書体PRO」「HG丸ゴシックMPRO」などが付属しています。
ちなみに頭に「MS」が付くのはマイクロソフトが提供する Windows標準のフォントで、「HG」が付くのはリコー製品です。
※「HG」は「High Grade」の略なのだとか...。
もちろん凝ったフォントも数多く販売されていますから、本格的な印刷物をパソコンで作成したい場合は、目的にあったフォント選び、購入して新たにインストールして使うことができます。
企業のロゴなどはデザイン性に富んだフォントで作られています。
せっかく素晴らしいフォントを使っても、そのフォントを使ったファイルを相手に送り、相手のパソコンにそのフォントがインストールされていなければ希望通りに表示されません。
とりあえず普通の利用者は、パソコンに最初から付属しているフォントの範囲内で使っておけば大丈夫です。
とはいえ、その場合も画面の表示と、実際に印刷された場合では微妙に違いますので、一度は印刷して、「刷り上り」を確認したほうがいいでしょう。
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