エクセルで大きな表の端まで一気に移動や選択できますか?
「Ctrl」キーと「Shift」キー、そして「矢印」キーを使います。
まず、エクセルでデータで埋まった適当な表を用意してみてください。そして表の真ん中あたりで適当なセルをクリックして選択しましょう。
その状態で「Ctrl」キーを押しながら上下左右の矢印キーを押して矢印の向きに選択セルを一気に移動させるという操作をしてみます。
たとえば「Ctrl」キーを押しながら「右矢印(→)」キーを押すと
- 1回目で表の右端まで選択セルが右に移動
「E6」から「H6」にジャンプしました。
- 2回目でエクセルの最終列まで選択セルが右に移動
「H6」から「XFD6(シートの右端)」にジャンプ。
- それ以上は押しても選択セルの移動はない
最終列に移動したら今度は「Ctrl」キーを押しながら「左矢印(←)」キーを押すと
- 1回目で表の右端まで選択セルが左に移動
「XFD6(シートの右端)」から「H6」にジャンプ。
- 2回目で表の左端まで選択セルが左に移動
「H6」から「B6」にジャンプ。
- 3回目でエクセルの先頭列まで選択セルが左に移動
「B6」から「A6」にジャンプ。
※表の左端が先頭列にあれば3回目は移動しない
- それ以上は押しても選択セルの移動はない
これは「下矢印(↓)」と「上矢印(↑)」の場合でも、矢印の向きに合わせて選択セルが同様の移動をします。何度かやれば体感できます。
ただし表の中に空白のセルがあると、その手前のセルで選択セルの移動がいったん止まります。これもやってみるとよく分かります。
たとえば「G6」を空白にしておくと「B6」を選択して「Ctrl」+「→(右矢印)」では「H6」にはジャンプせず「G6」の手前「F6」で止まります。
次に「Shift」キーを押しながら上下左右の矢印キーを押すと、最初の選択セルを起点に、矢印の向きにひとつずつ選択セルが増えていきます。
たとえば選択セルが「E6」の状態で「Shit」+「→(右矢印)」を2回押すと「F6」「G6」と選択セルが追加されていきます。
さらに「Shift」キーを押したまま、右矢印キーを2回、下矢印を3回と連続して押せば、横3、縦4の範囲でセルが選択された状態になります。
となれば「Shift」キーと「Ctrl」キーを同時に押しながら、上下左右の矢印キーを押すとどうなるか予想は付くはずです。
つまり最初に選択したセルから、矢印キーの方向に移動したセルまでにつながったすべてのセルが選択されるのを確認できます。
左端のセルを選択した状態で「Shift」キーと「Ctrl」キーを同時に押しながら、右方向と下方向に矢印キーで選択セルを移動させると表全体が選択できることになります。
行名と列名を設定していると「表全体」を選択するには「Shift」キーと「Ctrl」キーを同時に押しながら、右方向と下方向に矢印キーを2回ずつ押す必要がある場合もあります。
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なので、もしスクロールしないと全体(最終行や最終列まで)が表示されないような大きな表があったとしても
- 最初に見えている表の左上あたりにセルを選択
- 「Shift」+「Ctrl」キーを同時に押しながら「右矢印(→)」キーを押すと右端までのセルが選択できる
- 「下矢印(↓)」キーを押すと下端までのセルが選択できる
なので「Shift」キーと「Ctrl」キーを同時に押しながら、まず最初に「右矢印(→)」キーを押し、そのあと「下矢印(↓)」キーを押すという操作で表全体のすべてのセルが選択できます。
これを体感しておけば、表が大きくても、小さくても同じ作業です。
おまけで、できれば以下のキー操作も覚えておきましょう。
- 「Ctrl」+「Home」で「A1」セルに移動する
- 「Ctrl」+「End」で「表の最後(右下角)のセル」に移動
- 「Ctrl」+「A」で「表全体」を選択する
これらのキー操作を「Shift」キーや「矢印キー」も組み合わせて使うことで、エクセルシート上を自由に移動したり、必要な範囲のセルや表を選択したりすることができるようになります。
理解を深めるための「パソコン用語解説」
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