「IPv6(アイピーブイシックス)」とは

「IP」とは、インターネットでの通信規則のことで、現在、一般的に使われているのが IP のバージョン4(IPv4)であり、今後、主流になるのがバージョン6、つまり「IPv6(アイピーブイシックス)」です。

「IP」とは「Internet Protocol」の略で、「プロトコル(Protocol)」の解説は以下をお読みください。

◆ 「プロトコル」はネットでつながる「お約束」 

この「IP」にはバージョンがあって、現在、私たちが一般的に使っているのが IP のバージョン4(IPv4)であり、次に採用されるのが5を飛ばしてバージョン6、つまり「IPv6(アイピーブイシックス)」となります。

 

「IP」を使ってインターネット接続する場合、個々の機器を認識するための「アドレス」が必要となります。

パソコンのネット接続設定で 「210.2**.***.***」 といった「3桁、3桁、3桁、3桁」で並ぶ数字を見たことがあるでしょう。

「IPアドレス」を個別の機器に割り当てれば、インターネット経由で特定の機器に直接つながることもできます。

 

この「IPアドレス」ですが、「v4」では桁数から「2の32乗(約42億)個」という上限があります。

大きな数に思えますが、世界的にインターネットが普及し、さらに急拡大する中では、これではアドレスが足りないのです。

 

そこで「IPv6」ではアドレスの桁数を増やし、2の128乗個のアドレスが割り当てられるようになります。

これは約340澗(かん)個という桁違いの数となり、現在の使い方なら当面、アドレス不足は心配いらなくなります。

※ 1澗は10の36乗となり、1兆の1兆倍のさらに1兆倍です!

これなら、たとえばすべての製造物や商品などに固有のIPアドレスが読み取れる「認証タグ」を付けることで、そのモノの確認やどの経路で届いたとか、なんでもコンピューターで管理が可能になります。

 

便利な一方、どこまでモノが監視されるかなど新しい問題も出てきますが、一気に新しい使い方が生まれてくるのは確かです。

たとえば自宅の家電すべてに固有のアドレスを持たせて、無線LAN でインターネット接続しておけば、携帯電話やパソコンから外出中でも簡単な設定で操作できるようになるなど様々な応用が考えられます。

 

気になるのはこの「IPv6」を使う場合、私たちにすぐ影響があるのかですが、「IPv4」が突然、使えなくなって、いま使っているパソコンや無線LAN 機器などをすべて買い替え、ということはありません。

また、すでに Windows XP 以降のパソコンは IPv6 に対応が可能です。

それでも、新たにインターネット接続をプロバイダーに申し込むときには「IPv6」でないと対応できない、といったことは考えられるため、今後、どういった形で移行、普及していくのか注意が必要です。

すでにプロバイダーと契約済みで、ネット接続ができている家庭では特に慌てることも、いまのところ何かする必要もありません。

 

とにかく「IPv6」の話は細かく説明しようとすればするほど、難しく、長くなってしまうので、今回はこのあたりでやめておきますが、興味のある方は以下のページなども参考にしてください。

ISPのIPv6対応について
(日本インターネットプロバイダー協会) 

また具体的に一般の利用者に影響が出てくるといったことがあれば、追加で紹介します。本当は「気が付いたら切り替わっていた」というのが理想ですが、実際には紆余曲折があると予想されます。

 

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