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Excel で「Officeスクリプト」を使う注意点とは

Officeスクリプト」とは、Microsoft 365 の Excel で使用できる「自動化」機能ですが、使うときの注意点としては「スクリプト」を実行直後でも、実行前に戻す(元に戻す)操作ができないことです。

「Officeスクリプト」については、すでに「用語解説」しています。

そのあと実際に「Officeスクリプト」を追加して実行してみました。

その結果、分かったことが「スクリプト」を実行したあと、結果が気に入らなくても

  • 「元に戻す」ボタンやショートカットキー「Ctrl + Z」では、実行前の状態には戻せない

ということでした。

wd251015-01.png

たとえば「Officeスクリプト」による「リンクの URL抽出」であれば、

qa250924-11.png

実行後、抽出した URL が入力されているセルを一括で選択し、削除すれば「元に戻す」が使えなくても元と同じ状態にすることは可能です。

wd251015-02.png

でも、セルの元データを上書きするような「URLをハイパーリンク化」などは、実行後に削除で対処はできません。

wd251015-03.png

もちろん、これもリンク設定された複数セルを選択して、右クリックメニューから「ハイパーリンクの削除」を実行すれば「元と同じ状態にする」ことは可能ですが「元の戻す」操作は使えません。

wd251015-04.png

さらに、通常の機能では元の状態と同じにできない「Officeスクリプト」も十分に考えられるので、実行時には注意が必要です。

 

いずれにせよ「元に戻す」は使えないので「Officeスクリプト」を実行する前に、実行するシートを複製して、実行前のシートをバックアップしておくといいでしょう。

シートの複製は、画面下のシート名タブを「Ctrl」キーを押しながら、右隣りにドラッグ&ドロップすれば簡単にできます。

         ▼

これにより、もし「Officeスクリプト」を実行した結果が気に入らず、元の状態に戻したいときも複製したシートがあるので安心です。

実行後、問題なければ複製したシートを削除すればいいだけです。

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