「コマンドプロンプト」とは、Windows の各種操作命令(コマンド)を文字入力を中心に実行できるアプリです。機能を強化した「Windows PowerShell」も使えますが、以前からの操作は共に可能です。
「プロンプト(prompt)」には「促す」という意味があり、命令入力を促す記号「>」も「コマンドプロンプト」であり、そのときに開くウィンドウやアプリも「コマンドプロンプト」と総称されています。
「コマンドプロンプト(Comand Prompt)」は「Comand」に含まれる子音 三文字で「cmd」という省略名で呼び出せることが多く、「Windows キー」を押して「cmd」と入力後に「Enter」キーを押しても起動できます。
「ファイル名を指定して実行(Windows + R)」画面で「名前」に「cmd」と入力後に「Enter」しても起動することができます。
特定のフォルダー内にあるファイルを操作する場合、操作ファイルの名前の前にフォルダーまでの「パス」を付けたり、先にフォルダーの場所に切り替えてからコマンド操作したりする必要があります。
ちなみに「cd」は「change directory」の頭文字で、ディレクトリー(フォルダーの場所)を変更するときに使う「命令(コマンド)」です。
「コマンドプロンプト」で特定フォルダーの場所にディレクトリーを変更しなくても、その特定フォルダーを「エクスプローラー」で開いた状態でアドレス入力ボックスに「cmd」と入力して「Enter」すれば、
操作する場所がそのフォルダーの場所に切り替わった状態で「コマンドプロンプト」を開くことができます。
機能強化した「Windows PowerShell」を起動したいときは「cmd」の代わりに「powershell」で呼び出すことができます。
「コマンドプロンプト」で使える「命令」は、ほぼ同じ書式で「Windows PowerShell」でも使用できます。
Windows 11 で「Windowsボタン」を右クリック、現れるメニューで「ターミナル」を選択したときも「Windows PowerShell」が起動します。
将来的には「コマンドプロンプト」が「Windows PowerShell」に統合されるかもしれませんが、現在は両方使えるので以前からの操作でどちらでも可能なら「cmd」のほうが覚えやすく使いやすい場合もあるでしょう。
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