Google Chrome と Microsoft Edge の違いとは

ウェブブラウザーの「Google Chrome」と「Microsoft Edge」の違いとは、提供企業が Google か Microsoft かの違いが一番大きく、同じエンジンを使っているため基本的な機能や表示はほぼ同じです。

wd221105-00.png

2022年10月現在、Google Chrome と Microsoft Edge はブラウザーの基本となるプログラム(ブラウザーエンジン)に同じ「Chromium」を採用しているため、主機能や表示に大きな違いはありません。

◇ Google Chrome について
wd221026-01.png

◇ Microsoft Edge について
wd221026-02.png

 

2015年に Microsoft Edge が登場した当初は Microsoft の開発した独自エンジン「EdgeHTML」を採用していました。

しかし、市場を奪えないと判断して、2019年に Chrome と同じエンジンに切り替えたのです。

その都度「新しい」と紹介するので、紛らわしい限りです。

 

同じブラウザーエンジン(Chromium)を使っていますが、提供企業が違うので自社が運営する製品やサービスに誘導する工夫をしています。

◇ Google Chrome

  • Windows の既定ブラウザー設定に Chrome を推奨
  • 既定の検索エンジンとして Google 検索へ誘導
  • 「新しいタブ」で Google 検索画面を開く
  • Googleアプリ(ドキュメントなど)に誘導   

◇ Microsoft Edge

  • Windows の初期設定で既定ブラウザーは Edge
  • 既定の検索エンジンとして Microsoft Bing 検索へ誘導
  • 「新しいタブ」で Microsoft Bing 検索画面を開く
  • Microsoft Office アプリの利用を促進

最大のポイントとしては、どちらを Windows の「既定のブラウザー」に設定してもらえるかを勝負している、といっていいでしょう。

 

最近では「既定のブラウザー」を Google に設定しても、Microsoft は Windows の「スタート」画面や「ウィジェット」機能で Bing や Edge しか使えないようにするなど、かなり強引に誘導しています。

それでもすでに検索エンジンもブラウザーも市場シェアは Google が圧倒的に優位なので、これから Microsoft Edge が Google Chrome のシェアを奪うのは非常に難しいのが現状です。

その一方で、基本的な機能や表示はほぼ同じなので、最終的には好みで使えばいいですし、Edge だけが独自採用している機能もあります。

そして Chrome と Edge は同時に起動できるし、併用しても何も問題はないので、サイトによって使い分けるというのもありです。

実際に私は両方とも毎日、欠かさず併用して使っています。

記事の情報は公開時あるいは更新時のもので、最新情報はリンク先など情報元の公式ページでご確認ください。

スポンサーリンク

ご意見&コメント

パソコン用語解説」をご利用いただき、ありがとうございます。

「参考になった」「ちょっと違うかも?」というときは TwitterFacebookページを使ってご感想やコメントをいただけると嬉しいです!励みにもなりますし、必要に応じて情報の追加や修正もしてまいります。

 

同じカテゴリー「ウェブブラウザー」の用語解説

 

同じカテゴリー「ウェブブラウザー」のQ&A

関連した記事を検索

パソコントラブルQ&A」「パソコン用語解説」では関連Q&Aや用語解説を豊富に掲載中です。検索してみてください!

五十音順」インデックス

別サイトで「パソコン用語集」も公開しています。

過去の用語解説 (722 件)

編集長のプロフィール

編集長

:パソコン生活応援アドバイザー。「なにしろパソコン.com」サイト運営、メルマガ編集、セミナー講師からコラム・書籍執筆まで実績豊富!

「パソコン用語解説」では厳密さよりも、分かりやすさ、覚えやすさを優先しています。そのため強引なたとえを使ったり、編集長独自の見解も交えておりますのでご了承ください。解説の中でパソコンの設定や操作法を紹介していますが、お使いのバージョンなど環境によって違う場合があります。

また、本サイトを参考にしたパソコン設定、サイト閲覧、紹介したソフトウエアや機器の購入&使用、そしてトラブル対応やインターネット活用は『利用者の責任』でお願いします(免責事項)。