「ストレージ(storage)」には「記憶」「保存」さらに「記憶装置」「収納庫」といった意味があり、「オンラインストレージ」はデータをインターネット上の記憶装置に保存、共有できるサービスです。
「パソコントラブルQ&A」でも取り上げた「Dropbox(ドロップボックス)」は「オンラインストレージ」サービスの一種といえます。
「オンライン」であるため、インターネットに接続できる環境があれば自宅と職場など別の場所でも同じデータを使うことができます。
また、相手にアクセスできる専用の URL とパスワードを通知することで「オンラインストレージ」に保存した大容量ファイルを受け渡したり、共同で利用できる設定にすることで情報共有にも使えます。
最近では無料で利用できる容量も増え続け、たとえば「SkyDrive」は25GB、「NAVER Nドライブ」は 30GB まで保存できます。
◆ SkyDrive - Windows Live on MSN
追記(2013/4/24) 「Skydrive」は2012年4月より、新規登録の無料分が「7GB」と減ってしまいました。
追記(2014/3/01) 「Skydrive」は2014年2月より、名称を「OneDrive」に変更。
追記(2014/6/01) 「NAVER Nドライブ」は2014年5月31日に終了してしまいました。
追記(2014/7/01) 「OneDrive」の無料分は2014年6月より「15GB」に増量。
追記(2016/2/10) 「OneDrive」の無料分は2015年11月より「5GB」に縮小。
いいことずくめのようですが、やはりインターネット上に保存すると接続速度に影響されるので、大容量のファイルだとアップロードにもダウンロードにも時間がかかるので環境によっては注意が必要です。
さらに不正アクセスなどセキュリティが心配だったり、事故でデータが紛失しないかなど気になったり、特に無料のサービスだと突然、終了してしまうこともある、といった覚悟も必要です。
それでも機能は着実に向上しており、スマートフォンともファイルやデータを共有できる使い方でも注目されています。
最近ではヤフーもサービスに参入。現状(2011/12/12)、通常会員は無料容量5GBですが、ヤフーの知名度や安心感は市場に大きなインパクトを与えることでしょう。
「オンラインストレージ」サービスの今後から目が離せません。
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