手元にある「リカバリーディスク」を別のパソコンで使えますか?
購入したパソコンを出荷状態に戻すのが「リカバリーディスク」の目的なので、それ以外のパソコンでは使用できません。
たとえばパソコンが故障して本体を処分後に「リカバリーディスク」が手元に残ったとして、せっかく正規に購入した Windows のライセンスなのだから別のパソコンでも使えたらいいな、と思うかもしれません。
しかし、残念ながら「リカバリーディスク」は付属していたパソコン、あるいはディスクを作成したパソコンを出荷状態に戻すためだけに使用を許可されているものであり、別のパソコンで使うことはできません。
特に別のメーカー、さらに同じメーカーでも別の機種ではリカバリーの作業を実行することさえできません。それでは同じメーカーの同じ機種ならどうかといえば、別のパソコンでも実行自体は「可能」なはずです。
それでも Windows 搭載の市販パソコンにおける Windows のライセンスは購入したパソコンでの使用に限定されたものであり、別のパソコンで使用は許可されておらず、もし可能であっても使うことはできません。
そもそも個人利用者が古いパソコンを処分するときに、同じ古い機種を購入し直すことは考えられず、もし中古で入手できたとしても、それに搭載されている Windows を使えばいいだけで何の得もありません。
ということで市販の Windows 搭載パソコン用の「リカバリーディスク」はそのパソコンでしか使えないものだとご理解ください。
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もしもパソコンが故障して、それにインストールしていた Windows を別のパソコンで再利用したいなら Windows は単体で購入したものである必要があります。
この場合、新しいパソコンにインストールをし直しての使用も可能です。
もちろん新旧2台のパソコンに、同じ Windows をインストールしてもライセンスコードがひとつしかないなら、ライセンス認証の作業後に継続して使えるのはどちらか1台だけとなります。
理解を深めるための「パソコン用語解説」
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