問題が発生したときに体系的に点検、解決する方法として「トラブルシューティング(troubleshooting)」が使われます。
「シュート!(shoot)」といえば、サッカーやバスケットボールのゴールシーンを思い出しますが、「shoot」を調べると最初に「(弾丸や矢を)撃つ」と出てきます。
そこで「トラブルシューティング」を映画やドラマでイメージすると
刑事が拳銃をかざしながら、隠れ家に潜んでいる犯人を捜すときに 部屋の扉をひとつずつ開いて、順番に探すことで追い詰めて、 ついには見つけ出し、捕まえて事件を解決する(やっつける?)
というおなじみの場面がぴったりきます。
もちろん「犯人」=「トラブルの原因」です。
パソコン関連の機器やソフトのマニュアル(取扱説明書)には、巻末あたりに「トラブルシューティング」「よくある質問」といった名前でトラブル解決手順を紹介していることが多いです。
「よくある質問」は一問一答形式で、その現象についてずばり回答している場合が多いですが、パソコンの場合、トラブルの原因は複合していたり、すぐに特定するのは難しいこともたくさんあります。
そんな場合、
あらかじめ用意された設問に順番に答えたり、実際に操作することで手順に沿って、自力で原因を探し、解決していく
のが「トラブルシューティング」なのです。
もちろん「トラブルシューティング」だけでは解決できないトラブルもたくさんあります。でも、少なくとも「よく知られている」基本的なトラブルは手順を踏んでチェックしていけば解決できます。
緊急で解決しなければいけない場合以外は、ある程度の時間を決め、その中でゲーム感覚で「トラブルシューティング」を実施してみると他のトラブルでも応用できる「トラブル解決能力」が身につきます。
なにより自力で解決できたときの達成感や自信は、その後のパソコン生活に余裕を与えてくれます。
以下に私がまとめた「トラブル対応の心得」という特集記事があるので一度、参考にしてください。
ここに書いた内容は、ある意味、あらゆるパソコントラブルに通じる「トラブルシューティング」といえるでしょう。
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