日常でも「現金」の意味で使われる「キャッシュ(cash)」と、今回ご紹介する用語「キャッシュ(cache)」は発音こそ一緒ですが、つづりも意味も違います。
▲ これはキャッシュ(cash) ▲
「キャッシュ(cache)」には「隠した場所」「貯蔵庫」「貯蔵物」といった意味があります。
パソコンで使われる場合、「キャッシュ」は基本的にデータを蓄える場所(記憶装置)だったり、ファイルだったりします。
たとえば CPU で計算や処理を高速にするためには、「よく使うデータ」あるいは「直前に使ったデータ」を一時的に保存できる場所(キャッシュ)を用意しておくと効果的です。
この機能を持った記憶装置は「キャッシュ・メモリー」とも呼ばれます。
同じタイプで同じ周波数の CPU でもキャッシュの容量を大きくすれば、その分、CPU の処理能力も向上します。
インターネットでホームページを楽しむときも、いつも良く訪問するサイトを表示する場合など、いったん表示したページ、特に画像を毎回、パソコンに取り込んでいたら時間がかかります。
そこで、すでに見たページを高速表示するために一時的にデータとして保存して再利用すると効率的です。その保存したファイルが「キャッシュ」あるいは「キャッシュ・ファイル」なのです。
ちなみに、インターネットエクスプローラーでは「インターネット一時ファイル」と呼んでいます。
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