エクセルで非表示にした行や列を再表示のコツはありますか?
いくつか方法がありますが、自分が使いやすい方法が一番です。
エクセルで行数や列数が増えてくると、全体を見るためにスクロールが必要になって操作効率が落ちます。そんなとき一時的に見えなくしても作業に影響のない行や列を非表示にすると効率的な場合があります。
※印刷したくない部分を一時的に非表示にしたり、作表途中で使った数字や計算式、コメントなどを見えなくしたりするのにも使えます。
そんな「非表示」の手順は簡単で、以下のような方法があります。
【1行や1列だけの場合】
非表示にしたい行や列のラベル上で右クリック、メニューから「非表示」を選択します。
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【複数の行や列の場合】
非表示にしたい複数の行や列のラベル上を一気にドラッグして選択、その選択部分上を右クリック、メニューから「非表示」を選択します。
※選択したい行や列の数が多い場合、キーボードの [Shift]キーを押しながら端と端をクリックすることで、挟まれた部分を全部選択できます。
【離れた箇所の行や列の場合】
キーボードの[Ctrl]キーを押したままのクリックで複数を選択、選択部分上のラベルを右クリック、メニューから「非表示」を選択します。
「非表示」にはショートカットキーもありますが、行と列で違います。
[Ctrl]+「9」 選択した「行」を非表示
[Ctrl]+「0」 選択した「列」を非表示
逆に非表示にした行や列を再表示する手順の基本は以下の通りです。
- 非表示にした行や列をはさむように行や列を選択して右クリック、メニューから「再表示」を選択
たとえば「B列」が非表示なら「A列」から「C列」までを選択します。ただし、非表示にした直後に「やっぱり表示したい」と、すぐ再表示する場合は [Ctrl]+「Z」で「元に戻す」操作のほうが素早いです。
状況によって最適な方法を選びたいですね。
複数箇所の非表示を一気に再表示するには、行と列のラベルが交差する左上端の部分をクリック、全体が選択されたらラベル上を右クリック、メニューから「再表示」を選択。これを行と列のラベルで実施します。
◆◇◆
ほかにも「再表示」には、非表示の行や列のあるラベル上の境界線部分にカーソルを合わせ、行なら下に、列なら右に少しずらして「二重線のカーソル」に変化したタイミングでダブルクリックする方法があります。
この操作は面白いのですが、非表示エリアのセルに何も入力されていなければ再表示されなかったり、何箇所も行や列を非表示にしている場合、1行ずつとか1列ずつしか再表示されないこともあります。
単純な非表示を再表示するときの「隠し技」としてお使いください。
理解を深めるための「パソコン用語解説」
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