Officeアプリで「グラデーション」とは「背景」や「図形」の「塗りつぶし」設定で「色」や濃淡を徐々に変化させることで、「グラデーションの分岐点」とは、その「色」や濃淡を調整するポイントを示すものです。
「図形」の「グラデーション」なら、「図形」を選択して「ホーム」リボンの「図形描画」にある「図形の塗りつぶし」、
あるいは「図形の書式」リボンの「図形のスタイル」にある「図形の塗りつぶし」を選択して、
現れるメニューをたどって「グラデーション」を選択することで、簡単に設定できます。
より詳しく「グラデーション」を設定したい場合、「グラデーション」設定メニューの一番下にある「その他のグラデーション」を選択すれば
画面右に「図形の書式設定」画面が現れ、
そこで「グラデーションの分岐点」の設定もできます。
「グラデーションの分岐点」は最低でも2つあり、「グラデーションバー」の上に表示されている「分岐点」を選択すると設定されている「色」「位置」「透明度」「明るさ」が表示され、変更もできます。
「グラデーションバー」で「分岐点」のないところをクリックすると「分岐点」が追加され、
「分岐点」を選択した状態で「Delete」キーを押すと削除されます。
また「分岐点」を選択した状態でバー上をドラッグすることで位置を調整できます。「位置」項目で細かく「%」で数値設定も可能です。
「グラデーションバー」の右に「分岐点」の「追加」「削除」ボタンがあるので、それを使っても追加/削除ができます。
たとえば「グラデーションバー」の左右の端(位置 0% と 100%)に2つの「分岐点」を配置すれば、左の「分岐点」で設定した「色」が右の「分岐点」で設定した「色」に徐々に変化する表示になります。
その2つの「分岐点」の間に別の「分岐点」を追加して、その場所を調整することで変化の度合いを調整することができます。
すべての「分岐点」を同じ「色」と濃淡に設定すると、その「図形」の「色」は「1色」だけで塗りつぶした状態と同じになります。
既存の「分岐点」を選択して「色」や「位置」「透明度」「明るさ」を微調整することはできますが、「分岐点」を増やすほど調整は難しくなるので、まずは「既定のグラデーション」から選ぶと良いでしょう。
「既定のグラデーション」で選択して、その「グラデーションバー」を微調整するわけです。
かつての Officeアプリには「塗りつぶし効果」の「グラデーション」に「既定の色」として「レインボー」や「ゴールド」といった複雑な配色設定があり、現在もなんとか再利用することは可能です。
以前の「既定の色」のグラデーションをコピーして PowerPoint に貼り付け、その「図形」の書式設定から「グラデーションの分岐点」を確認し、参考にすることもできます。
6つの「分岐点」に各種設定がされており、なかなか凝っています。
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