Windows の「ショートカットメニュー」とは

Windows で「ショートカットメニュー」とは、右クリックして現れるメニューのことです。そのため「右クリックメニュー」と呼ばれることもあり、ほかにも「コンテキストメニュー」が使われる場合もあります。

「コンテキスト(context)」には「文脈」や「~から判断する」の意味があり、選択したものを右クリックして現れるメニューに、その選択したものの種類や状況に応じた項目が表示されるようになっています。

wd210112-01.png

 

たとえばファイルのショートカットアイコンを右クリックした「ショートカットメニュー」には「プログラムから開く」や「ファイルの場所を開く」といった項目があります。

wd210112-02.png

 

ところがフォルダーの「ショートカットメニュー」には「プログラムから開く」や「ファイルの場所を開く」項目はなく、かわりに「クイックアクセスにピン留めする」などが表示されます。

wd210112-03.png

このように選択したものに合わせた項目が表示されるのが「コンテキストメニュー」であり、それが「ショートカットメニュー」です。

 

ただし「コンテキストメニュー」は今回のように解説しなければ意味が分かりづらく、操作方法にちなんだ「右クリックメニュー」のほうが意味をイメージしやすいです。

一方で「右クリック」を使わなくても、タッチ操作では「長押し」で開くし、Shift + F10 というショートカットキーでも表示できるので「右クリックメニュー」と言い切るのも難しいのです。

 

念のためマイクロソフトの公式サポートサイトで再確認しました。

この中で Shift + F10 の説明が

選択した項目のショートカット メニューを表示する

となっているので、Windows 用語として「ショートカットメニュー」で紹介しました。

wd210112-05.png

とはいえ「右クリックメニュー」や「コンテキストメニュー」も使われるので一緒に覚えておくといいでしょう。

 

そんな中、Windows 11 になってファイルやフォルダーの「ショートカットメニュー」はメニュー項目が変更されました。

一番下の「その他のオプションを表示」項目の選択や Shift + F10 を使えば以前のメニューも表示ができます。

wd210112-07.png

とすれば、Windows 11 で変更されたメニューも、以前のメニューも同じ「ショートカットメニュー」でいいのか、と戸惑うところです。

Windows で機能の追加や変更をする場合、好き勝手にするのではなく、きちんと名称なども統一して、それをどこかに明示していただきたいものです。

記事の情報は公開時あるいは更新時のもので、最新情報はリンク先など情報元の公式ページでご確認ください。

スポンサーリンク

ご意見&コメント

パソコン用語解説」をご利用いただき、ありがとうございます。

「参考になった」「ちょっと違うかも?」というときは TwitterFacebookページを使ってご感想やコメントをいただけると嬉しいです!励みにもなりますし、必要に応じて情報の追加や修正もしてまいります。

 

同じカテゴリー「ウインドウズ操作」の用語解説

 

同じカテゴリー「ウインドウズ操作」のQ&A

関連した記事を検索

パソコントラブルQ&A」「パソコン用語解説」では関連Q&Aや用語解説を豊富に掲載中です。検索してみてください!

五十音順」インデックス

別サイトで「パソコン用語集」も公開しています。

過去の用語解説 (722 件)

編集長のプロフィール

編集長

:パソコン生活応援アドバイザー。「なにしろパソコン.com」サイト運営、メルマガ編集、セミナー講師からコラム・書籍執筆まで実績豊富!

「パソコン用語解説」では厳密さよりも、分かりやすさ、覚えやすさを優先しています。そのため強引なたとえを使ったり、編集長独自の見解も交えておりますのでご了承ください。解説の中でパソコンの設定や操作法を紹介していますが、お使いのバージョンなど環境によって違う場合があります。

また、本サイトを参考にしたパソコン設定、サイト閲覧、紹介したソフトウエアや機器の購入&使用、そしてトラブル対応やインターネット活用は『利用者の責任』でお願いします(免責事項)。