「フラットベッド スキャナー」とは、ガラス台の上に原稿を下向きに置き、台の下から上向きに光を当て、センサーを移動させて原稿の反射光を画像データとして読み取る(スキャンする)装置です。
これに対して、原稿を 1枚ずつ、センサーの位置は固定して、原稿をローラーで移動させて読み取るのが「ドキュメント スキャナー」です。
「ドキュメント スキャナー」のほうが台がない分、軽く小さくでき、複数の原稿を自動的に送り出す「フィーダー」機能を付けることで、連続して何枚もの原稿をスキャンすることが可能となります。
一方の「フラットベッド スキャナー」は、バラバラの原稿に分けられない書籍などを読み取ることもでき、ガラス台の上に原稿を密着させることにより、より精度の高いスキャンも期待できます。
最近では「フラットベッド スキャナー」にも「フィーダー」があり、原稿を 1枚1枚、連続して読み取ることができる製品もあります。
「フラットベッド」には「平台型の」という意味があり、トラックで荷台が平らなものが「Flatbed truck」であり、平らなガラス台の上に原稿を乗せるので「フラットベッド スキャナー」となるわけです。
周辺機器メーカーの商品名で「フラッドベッド」「フラットヘッド」など様々な表記されている場合もあるようですが、Amazon.co.jp の「カテゴリ」では「フラットベッドスキャナ」となっています。
「フラッド(flood)」では「洪水」になりますし「ヘッド(head)」では「頭」となるので、やはり「フラットベッド」が正解となります。
どちらにせよ、あまり頻繁に使う用語ではないですが、スキャナーを購入したいときに「フラットベッド」という言葉を耳にした場合、「ガラスの平台型ね」と分かれば十分です。
「なにしろパソコン」では記事内に Amazon や 楽天 が販売する商品へのリンクや画像を掲載することがあり、そのアフィリエイトリンクを経由して商品の購入があったときに販売元から収入を得る場合があります。
記事の情報は公開時あるいは更新時のもので、最新情報はリンク先など情報元の公式ページでご確認ください。