「パネル(Panel)」には「板」という意味がありますが、「配電盤」のように各種スイッチやボタンを1箇所にまとめて使われる「盤」も「パネル」で、「コントロールパネル」は「制御盤」といえます。
Windows の場合、もちろん物理的な「制御盤」ではなく、パソコンのシステム、ハードディスク、ソフトウエアを設定するためのプログラム群です。
各種設定画面を表示し、項目を選択やチェックするだけで簡単に変更できる個々の設定プログラム、およびその集合体が「コントロールパネル」です。
パソコンの細かい設定は「レジストリー」という設定ファイルを編集する必要があります。しかし、このレジストリーに間違った変更を加えると、最悪、Windows が起動しなくなる恐れもあるのです。
そのため Windows では「コントロールパネル」を用意し、必要な部分だけ限定して設定できるようにしているわけです。
Windows XP より前の「コントロールパネル」画面には「システム」「キーボード」「プリンタ」「マウス」「日付と時刻」さらに「xxのオプション」といった各種設定プログラムがずらっと並んでいましたが、Windows XP から「分野」ごとに分けて表示されています。
Windows が進化すると「コントロールパネル」内の設定プログラムも増えるため、「分野(カテゴリ)」ごとに整理するのは分かりますが、どの設定プログラムがどこに分類されているか分かりづらく、直感的に見つけられないことも多く、それ自体がトラブルになっています。
ひとつの方法として「コントロールパネル」画面を「アイコン表示」に切り替えて、以前のように個々の設定プログラムをずらっと並べる表示も可能です。
ただ、逆に分からなくなるという意見もあります。
「コントロールパネル」で、どの設定プログラムを使えばいいのかが分からないときは、試行錯誤であちこち探すより、
ネット検索で設定の手順を紹介したページを探す
ほうが解決は早いかもしれません。
目的の制御が簡単にできない(見つけられない)「コントロールパネル」なんて、ちょっと洒落になりません。