パソコンを使っているとたくさんの「バー(bar)」が出てきます。「ツールバー」「メニューバー」「タイトルバー」「アドレスバー」「スクロールバー」「タスクバー」「ステータスバー」などです。
日常生活でも「アイスバー」「バーコード」など馴染みある言葉にも使われていますが、「bar」には「棒」「棒状のもの」といった意味があります。
さらに横に長い台、特に飲食店のカウンターも同じく「バー(bar)」であり、そこから酒場、飲み屋が「バー」と呼ばれるようになったというのはわりと有名な話です。
さて、パソコンの画面に表示される各種バーは、
ウインドウズや各種ソフトウエアの操作を
分かりやすく、使いやすくするためのもの
です。
たとえば「メニューバー」に表示される項目は「ファイル」「編集」「表示」「ヘルプ」など、多くのソフトウエアで共通なので、ひとつ慣れれば、他のソフトウエアでも共通部分は大体、理解できるというわけです。
※そのため、ウインドウズ用にソフトウエアを作成する場合、項目や表示は基本的なルールに従う必要があります。
また「ツールバー」や「コマンドバー」などは、自分の使い方に合わせて、表示する項目を追加や削除、順番や表示場所の変更ができる(「カスタマイズ」できる)場合があるので、慣れてきたら活用したいですね。
「バー」を使いこなすほど、パソコンの操作能力は向上していきます。
あなたにはお気に入りの「バー」がありますか?
それにしても、メニューバーなどのルールを守るべきマイクロソフトが、先頭を切ってメニューバーをなくしてリボンを導入したり、デフォルトでメニューバーを非表示にするのは残念です。
もちろん、カスタマイズで非表示にできたり、リボンを追加するのは自由ですが、せっかく統一されていたルールを変えてしまうのは、いかがなものかと思います。
OSの良さをみずから放棄したように感じます。