プログラム実行時(run time)に発生したエラーが「ランタイムエラー」であり、エラーの原因を取り除くことが「デバッグ」です。
ホームページの閲覧中に、以下のようなエラー表示がでることがあり、インターネット初心者を不安な気持ちにしてくれることがあります。
× ランタイムエラーが発生しました。デバッグしますか?
こんな聞きなれない言葉を並べられて 『はい』 か 『いいえ』 かボタンを押してくださいというのは、あまりに不親切な話です。
プログラムを実行することを英語で「run」といいます。
日本語でも「プログラムを走らせる」ということがありますが、プログラムは通常、1行1行、命令文を順番に高速で実行していくので「走る」という表現がピッタリです。
このプログラム実行時(run time)に発生したエラーのことをランタイムエラーというわけですね。
言い換えてみると
『このホームページに仕組まれたカラクリがうまく動きません』
ということになります。それならそう言えばいいのに...。
では「デバッグ(debug)」は?ということですが、プログラムに含まれる誤りや不具合のことをバグ(bug=虫)といいます。
小さくて嫌な邪魔者ということで「虫」に例えたのでしょう。
その「虫」を取り除く作業を「デバッグ」といいます。「de」は「取り除く」といった意味を付加する接頭語です。
言い換えると
『動かないカラクリの不具合を取り除き(治し)ますか?』
と尋ねているわけです。
通常、他人の作成したホームページを手直しできるはずもないので、その場合は 『いいえ』 を選択します。表示させない方法と一緒に以下で紹介しています。
エラーの原因には
・ 本当に、そのページのプログラムに不具合がある
・ そのページを開くとき、混雑などで、きちんとプログラムを読み込めていない
場合があります。
後者の場合、ページを「更新」して再度、読み込み直せばうまくいく場合があります。
「更新」してもうまくいかなければ、それはそのページの作者が治す以外ないので、そのカラクリの使用は諦めましょう。
それにしても、さほど難しくないことを聞きなれない言葉を並べることで意味不明にするウインドウズはさすがです。
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