■◇◇■ 週刊なにしろパソコン ■◇◇■ 毎週水曜日発行 ■◇◇◇■
パソコン・インターネットを 発行日:2025/11/26(配信は翌日)
楽しむキッカケを提供します! 発行者:なにしろパソコン編集長
https://www.724685.com/maga/ 連絡先:faq@724685.com
■◇◇◇■ 1,201号 ■◇◇◇◇■ 今週の読者数: 3,329名 ■◇◇◇■
≪今週の目次≫
(1) 今週のひとこと 思った以上に便利だった「TEXTSPLIT」関数
(2) 今週のQ&A Word 文書で「見出し」を使って折りたたみ/展開
(3) 今週の用語解説 Excel の「TEXTSPLIT関数」とは
(4) 編集後記 まだ Copilot に過度の期待はできないかも
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≪今週の目次≫
(1) 今週のひとこと 思った以上に便利だった「TEXTSPLIT」関数
(2) 今週のQ&A Word 文書で「見出し」を使って折りたたみ/展開
(3) 今週の用語解説 Excel の「TEXTSPLIT関数」とは
(4) 編集後記 まだ Copilot に過度の期待はできないかも
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→ https://www.mag2.com/m/0000081405.html
・ すべてのバックナンバー https://www.724685.com/maga/
・ パソコントラブルQ&A https://www.724685.com/weekly/
・ パソコン用語解説 https://www.724685.com/word/
・ お問い合わせフォーム https://www.724685.com/ask/
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(1) 今週のひとこと 思った以上に便利だった「TEXTSPLIT」関数
----------------------------------
☆「今日のひとこと」はこちらで https://www.724685.com/
先月の「今週のQ&A」で Excel で名前データから「姓」と「名」を
抽出する方法を紹介しました。
◆ Excel で「姓名」から「姓」と「名」を抽出する(2025/10/08)
https://www.724685.com/weekly/qa251008.htm
このとき「LEFT」「RIGHT」「Find」「SUBSTITUTE」という4つの関数
を使った、かなり複雑な計算式を紹介しました。
=LEFT(A1, FIND(" ", SUBSTITUTE(A1, " ", " "))-1)
=RIGHT(A1, FIND(" ", SUBSTITUTE(A1, " ", " ")))
もちろん、これはこれで正解であり、間違いではありません。
ところが、その 3週間後に「TEXTSPLIT」関数を使う機会がありました。
◆ Excel でセル内で改行した文字列を個別セルに分離(2025/10/29)
https://www.724685.com/weekly/qa251029.htm
このとき『あれ?名前データから「姓」と「名」を抽出する場合でも、
「TEXTSPLIT」関数を使えば一発じゃないの?』と思ったわけです。
そこで、そのことを先述の記事に追記しましたが「TEXTSPLIT」関数は
ほかにも色々便利なので、今週は改めて用語解説することにしました。
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(2) 今週のQ&A Word 文書で「見出し」を使って折りたたみ/展開
----------------------------------
☆「パソコントラブルQ&A」 https://www.724685.com/weekly/
Q:Word で文書の一部を折りたたんだり、展開したりできますか?
A:「見出し」に「見出しスタイル」を設定していれば可能です。
◆◇◆
先日、Word で「目次」を自動的に挿入する方法を紹介しました。
◆ Word で「見出し」による「目次」を自動で挿入
https://www.724685.com/weekly/qa251112.htm
その中で「見出し」に「見出しスタイル」を設定するには、設定したい
「見出し」を選択した状態で「スタイル」グループから「見出し1」や
「見出し2」をクリックして、それぞれ適用する方法を解説しました。
このとき「見出し1」や「見出し2」のスタイルを設定した「見出し」
の上にマウスポインターを合わせると、その「見出し」の左端に小さな
黒い三角形が現れます。
そして、この三角形をクリックすると、三角形が少し回転して、頂点が
右下から右横に向きを変え、同時に「見出し」だけを残して、その下に
あった「見出し」以下の部分は折りたたまれて非表示となります。
◆ 文書の一部の折りたたみや展開を行う - Microsoft サポート
https://bit.ly/4pbAojg
折りたたまれた状態の「見出し」はマウスポインターを合わさなくても
小さな黒い三角形が常時、頂点が右横で表示されたままとなっており、
「折りたたまれているか」どうかは見れば分かります。
この状態で三角形を再度、クリックすると、頂点が右下に向きを変えて、
その下に折りたたまれていた部分が展開され、表示されます。
展開された状態の「見出し」は、上にマウスポインターを合わさないと
小さな黒い三角形は表示されません。
◆◇◆
さらに「見出しスタイル」を設定した「見出し」を右クリック、現れた
メニューから「展開/折りたたみ」を実行できます。
「展開/折りたたみ」の下層メニューには
・見出しの展開
・見出しの折りたたみ
・すべての見出しを展開
・すべての見出しの折りたたみ
があり、ポインターで指している「見出し」の折りたたみ/展開に加え、
「すべての見出し」を一括で折りたたんだり、展開したりもできます。
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(3) 今週の用語解説 Excel の「TEXTSPLIT関数」とは
----------------------------------
☆「パソコン用語解説」 https://www.724685.com/word/
・Excel の「TEXTSPLIT関数」とは、指定した「テキスト」を指定した
「区切り記号」で分割する関数です。分割された「テキスト」は入力
セルから順に隣接した複数セルに流し込むように並べて表示されます。
たとえば「A1」セルに「東京都 武蔵野市 吉祥寺」というテキストが
入力されていて、これを半角スペース「" "」により分割したいとき、
「B1」セルに「TEXTSPLIT関数」を使った以下の式を挿入します。
=TEXTSPLIT(A1," ")
これで「B1」には「東京都」、「C1」には「武蔵野市」、「D1」には
「吉祥寺」が流し込むように並べて(スピル)表示されます。
◆ Excel の「スピル機能」とは - パソコン用語解説
https://www.724685.com/word/wd240313.htm
「TEXTSPLIT関数」の第1引数にはセル参照の「A1」ではなく、分割
したい「テキスト」そのものを「""」で括って入力もできます。
=TEXTSPLIT("東京都 武蔵野市 吉祥寺"," ")
・英語の「SPLIT(スプリット)」には「割る」「分割する」といった
意味があり、「TEXTSPLIT」はまさに「テキストを分割する」という
ことになります。
「TEXTSPLIT関数」の構文には、多くの引数が用意されています。
=TEXTSPLIT(text, col_delimiter, [row_delimiter],
[ignore_empty], [match_mode], [pad_with])
引数は以下の通り。
・text(必ず指定)
分割するテキスト
・col_delimiter
列間でテキストをスピルする「区切り文字」:列区切り
※「delimiter(デリミター)」は「区切り文字」の意味
・row_delimiter(省略可能)
テキストを下の行に書き込む「区切り文字」:行区切り
・ignore_empty(省略可能)
連続する区切り記号を無視するには TRUE を指定します。
(既定値は FALSE で、空のセルを作成)
・match_mode(省略可能)
大文字と小文字を区別しない一致を実行するには 1 を指定
(既定値は 0 で、大文字と小文字を区別する一致を実行)
・pad_with(省略可能)
結果を埋め込む値(既定値は #N/A)
省略可能な引数を削除した以下の式が基本となります。
=TEXTSPLIT(text, col_delimiter)
・第3引数「row_delimiter」を使う場合は、たとえば 2つの住所を
カンマ区切りで並べたテキストが「A2」にあるとしましょう。
東京都 武蔵野市 吉祥寺,大阪府 大阪市 此花区
そして「B2」に以下の式を挿入します。
=TEXTSPLIT(A2," ",",")
これで
「B2」に「東京都」、「C2」に「武蔵野市」、「D2」に「吉祥寺」
「B3」に「大阪府」、「C3」に「大阪市」、「D3」に「此花区」
といった感じで 2行に渡ってスピル表示されます。
・複数の「区切り文字」を指定したいときには「配列式」を使います。
たとえば半角スペース「" "」でも全角スぺース「" "」でも分割
したいときは「波括弧 { } 」で二つの「区切り文字」を括って
{" "," "}
と表現すればいいので、たとえば以下のような式になります。
=TEXTSPLIT(A1,{" "," "})
もし「区切り文字」が連続するときに無視したい場合は、第4引数の
「ignore_empty」を「TRUE」にします。
=TEXTSPLIT(A1,{" "," "},,TRUE)
これなら「武蔵野市」と「吉祥寺」の間にスペースが 2回連続で入力
されていても「東京都」「武蔵野市」「吉祥寺」となります。
逆に第4引数「ignore_empty」を「FALSE」にして
=TEXTSPLIT(A1,{" "," "},,FALSE)
とすると、空のセルが「武蔵野市」と「吉祥寺」の間に入ります。
・もしも、テキストの先頭と末尾、さらに単語間で重複している不要な
スペースを一括で削除したいときは「TRIM関数」を使います。
◆ Excel の「TRIM関数」とは
https://www.724685.com/word/wd250604.htm
このあたりの関数をうまく組み合わせること、スペースで区切られた
テキストは賢く処理できそうです。
============ ◇ 編集後記 ◇ =======[Top に戻る]
「今週のひとこと」で、先月、Excel で名前データ「A1」から「姓」と
「名」を抽出する計算式に「LEFT」「RIGHT」「Find」「SUBSTITUTE」
という 4つの関数を使ったことを紹介しました。
=LEFT(A1, FIND(" ", SUBSTITUTE(A1, " ", " "))-1)
=RIGHT(A1, FIND(" ", SUBSTITUTE(A1, " ", " ")))
これでも間違いではないものの、かなり複雑な式でしたが、なぜこれを
採用したのかといえば、Microsoft 提供の AIアシスタント「Copilot」
に質問したら、この計算式が紹介されたためです。
さすがに Word のことは Microsoft提供の「Copilot」が正確かつ最も
効率的な方法を教えてくれるはず、と参考にしたわけです。
ところが、実際には今週、紹介した「TEXTSPLIT」関数を使ったほうが
格段に簡単にできることを、あとになって知ったわけです。
ということで、とりあえず Word や Excel に関する質問を「Copilot」
にしてもいいけど、もし回答が間違いではないとしても、より効率的
な方法があるかもしれない、ということは覚えておくといいでしょう。
(編集長・林)
※ 次回の配信は 2025年12月4日(木曜日)の予定です。
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(1) 今週のひとこと 思った以上に便利だった「TEXTSPLIT」関数
----------------------------------
☆「今日のひとこと」はこちらで https://www.724685.com/
先月の「今週のQ&A」で Excel で名前データから「姓」と「名」を
抽出する方法を紹介しました。
◆ Excel で「姓名」から「姓」と「名」を抽出する(2025/10/08)
https://www.724685.com/weekly/qa251008.htm
このとき「LEFT」「RIGHT」「Find」「SUBSTITUTE」という4つの関数
を使った、かなり複雑な計算式を紹介しました。
=LEFT(A1, FIND(" ", SUBSTITUTE(A1, " ", " "))-1)
=RIGHT(A1, FIND(" ", SUBSTITUTE(A1, " ", " ")))
もちろん、これはこれで正解であり、間違いではありません。
ところが、その 3週間後に「TEXTSPLIT」関数を使う機会がありました。
◆ Excel でセル内で改行した文字列を個別セルに分離(2025/10/29)
https://www.724685.com/weekly/qa251029.htm
このとき『あれ?名前データから「姓」と「名」を抽出する場合でも、
「TEXTSPLIT」関数を使えば一発じゃないの?』と思ったわけです。
そこで、そのことを先述の記事に追記しましたが「TEXTSPLIT」関数は
ほかにも色々便利なので、今週は改めて用語解説することにしました。
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(2) 今週のQ&A Word 文書で「見出し」を使って折りたたみ/展開
----------------------------------
☆「パソコントラブルQ&A」 https://www.724685.com/weekly/
Q:Word で文書の一部を折りたたんだり、展開したりできますか?
A:「見出し」に「見出しスタイル」を設定していれば可能です。
◆◇◆
先日、Word で「目次」を自動的に挿入する方法を紹介しました。
◆ Word で「見出し」による「目次」を自動で挿入
https://www.724685.com/weekly/qa251112.htm
その中で「見出し」に「見出しスタイル」を設定するには、設定したい
「見出し」を選択した状態で「スタイル」グループから「見出し1」や
「見出し2」をクリックして、それぞれ適用する方法を解説しました。
このとき「見出し1」や「見出し2」のスタイルを設定した「見出し」
の上にマウスポインターを合わせると、その「見出し」の左端に小さな
黒い三角形が現れます。
そして、この三角形をクリックすると、三角形が少し回転して、頂点が
右下から右横に向きを変え、同時に「見出し」だけを残して、その下に
あった「見出し」以下の部分は折りたたまれて非表示となります。
◆ 文書の一部の折りたたみや展開を行う - Microsoft サポート
https://bit.ly/4pbAojg
折りたたまれた状態の「見出し」はマウスポインターを合わさなくても
小さな黒い三角形が常時、頂点が右横で表示されたままとなっており、
「折りたたまれているか」どうかは見れば分かります。
この状態で三角形を再度、クリックすると、頂点が右下に向きを変えて、
その下に折りたたまれていた部分が展開され、表示されます。
展開された状態の「見出し」は、上にマウスポインターを合わさないと
小さな黒い三角形は表示されません。
◆◇◆
さらに「見出しスタイル」を設定した「見出し」を右クリック、現れた
メニューから「展開/折りたたみ」を実行できます。
「展開/折りたたみ」の下層メニューには
・見出しの展開
・見出しの折りたたみ
・すべての見出しを展開
・すべての見出しの折りたたみ
があり、ポインターで指している「見出し」の折りたたみ/展開に加え、
「すべての見出し」を一括で折りたたんだり、展開したりもできます。
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(3) 今週の用語解説 Excel の「TEXTSPLIT関数」とは
----------------------------------
☆「パソコン用語解説」 https://www.724685.com/word/
・Excel の「TEXTSPLIT関数」とは、指定した「テキスト」を指定した
「区切り記号」で分割する関数です。分割された「テキスト」は入力
セルから順に隣接した複数セルに流し込むように並べて表示されます。
たとえば「A1」セルに「東京都 武蔵野市 吉祥寺」というテキストが
入力されていて、これを半角スペース「" "」により分割したいとき、
「B1」セルに「TEXTSPLIT関数」を使った以下の式を挿入します。
=TEXTSPLIT(A1," ")
これで「B1」には「東京都」、「C1」には「武蔵野市」、「D1」には
「吉祥寺」が流し込むように並べて(スピル)表示されます。
◆ Excel の「スピル機能」とは - パソコン用語解説
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「TEXTSPLIT関数」の第1引数にはセル参照の「A1」ではなく、分割
したい「テキスト」そのものを「""」で括って入力もできます。
=TEXTSPLIT("東京都 武蔵野市 吉祥寺"," ")
・英語の「SPLIT(スプリット)」には「割る」「分割する」といった
意味があり、「TEXTSPLIT」はまさに「テキストを分割する」という
ことになります。
「TEXTSPLIT関数」の構文には、多くの引数が用意されています。
=TEXTSPLIT(text, col_delimiter, [row_delimiter],
[ignore_empty], [match_mode], [pad_with])
引数は以下の通り。
・text(必ず指定)
分割するテキスト
・col_delimiter
列間でテキストをスピルする「区切り文字」:列区切り
※「delimiter(デリミター)」は「区切り文字」の意味
・row_delimiter(省略可能)
テキストを下の行に書き込む「区切り文字」:行区切り
・ignore_empty(省略可能)
連続する区切り記号を無視するには TRUE を指定します。
(既定値は FALSE で、空のセルを作成)
・match_mode(省略可能)
大文字と小文字を区別しない一致を実行するには 1 を指定
(既定値は 0 で、大文字と小文字を区別する一致を実行)
・pad_with(省略可能)
結果を埋め込む値(既定値は #N/A)
省略可能な引数を削除した以下の式が基本となります。
=TEXTSPLIT(text, col_delimiter)
・第3引数「row_delimiter」を使う場合は、たとえば 2つの住所を
カンマ区切りで並べたテキストが「A2」にあるとしましょう。
東京都 武蔵野市 吉祥寺,大阪府 大阪市 此花区
そして「B2」に以下の式を挿入します。
=TEXTSPLIT(A2," ",",")
これで
「B2」に「東京都」、「C2」に「武蔵野市」、「D2」に「吉祥寺」
「B3」に「大阪府」、「C3」に「大阪市」、「D3」に「此花区」
といった感じで 2行に渡ってスピル表示されます。
・複数の「区切り文字」を指定したいときには「配列式」を使います。
たとえば半角スペース「" "」でも全角スぺース「" "」でも分割
したいときは「波括弧 { } 」で二つの「区切り文字」を括って
{" "," "}
と表現すればいいので、たとえば以下のような式になります。
=TEXTSPLIT(A1,{" "," "})
もし「区切り文字」が連続するときに無視したい場合は、第4引数の
「ignore_empty」を「TRUE」にします。
=TEXTSPLIT(A1,{" "," "},,TRUE)
これなら「武蔵野市」と「吉祥寺」の間にスペースが 2回連続で入力
されていても「東京都」「武蔵野市」「吉祥寺」となります。
逆に第4引数「ignore_empty」を「FALSE」にして
=TEXTSPLIT(A1,{" "," "},,FALSE)
とすると、空のセルが「武蔵野市」と「吉祥寺」の間に入ります。
・もしも、テキストの先頭と末尾、さらに単語間で重複している不要な
スペースを一括で削除したいときは「TRIM関数」を使います。
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「名」を抽出する計算式に「LEFT」「RIGHT」「Find」「SUBSTITUTE」
という 4つの関数を使ったことを紹介しました。
=LEFT(A1, FIND(" ", SUBSTITUTE(A1, " ", " "))-1)
=RIGHT(A1, FIND(" ", SUBSTITUTE(A1, " ", " ")))
これでも間違いではないものの、かなり複雑な式でしたが、なぜこれを
採用したのかといえば、Microsoft 提供の AIアシスタント「Copilot」
に質問したら、この計算式が紹介されたためです。
さすがに Word のことは Microsoft提供の「Copilot」が正確かつ最も
効率的な方法を教えてくれるはず、と参考にしたわけです。
ところが、実際には今週、紹介した「TEXTSPLIT」関数を使ったほうが
格段に簡単にできることを、あとになって知ったわけです。
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