PowerPoint の「図形の結合」メニューとは

PowerPoint の「図形の結合」とは複数の図形を選択した状態にして適用することで「ひとつの図形にする」「重なった部分を切り抜く」「すべて分離する」などで新しい図形を作成できるメニューです。

PowerPoint で複数の図形を選択するとリボンに「図形の書式」タブが現れるので、

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選択してリボンを切り替えると左端に「図形の挿入」グループがあり、その右下に「図形の結合」ボタンがあります。

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「図形の結合」ボタンを選択するとメニューが現れ

  • 接合:複数の図形を1つにする
  • 型抜き/合成:複数の図形が重なった部分を抜いて1つにする
  • 切り出し:複数の図形が重なった部分で切り出して別々にする
  • 重なり抽出:複数の図形がすべて重なった部分だけ残す
  • 単純型抜き:最初に選択した図形から残りの重なった部分を抜く

から選んで適用できます。

具体的にはメニュー左の「2つの選択した円がどうなるか」アイコンを見ればおおよそ分かります。

また最終的に選択する前に、メニュー上の項目にマウスポインターを合わせると事前に実行後の結果を確認できます。

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ポイントは選択した順番で結果が変わることがあるという点で、特に「単純型抜き」は「最初に選択した図形」が残り、そのあと選択した図形と重なった部分が「型抜き」されることになります。

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さらに書式の違う複数の図形で「図形の結合」を実行すると、

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最初に選択した図形の書式(塗りつぶしの色や枠線の色や太さなど)に統一されます。入力された文字も最初に選択した図形のものだけ残ります。

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ただし複数の図形を囲むようにドラッグして選択した場合は、

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一番下に配置された図形が優先されるようです。

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言葉だけでは分かりにくいので、複数の図形を選択して、実際に各種「図形の結合」メニューを実行してみましょう。

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面白い図形の組合せで「型抜き」や「切り出し」をしてみると、新しい使い道を思いつくかもしれません。

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ちなみに「グループ化」とは違って、あとから「解除」はできません。その場でなら「元に戻す」ことも可能ですが、作業を終了すると元に戻せません。

元のオリジナル図形を失いたくないときは、別途、複製や保存をしておきましょう。

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