[21/06/23] 大切なファイルを複数のドライブに同時保存

■◇◇■ 週刊なにしろパソコン ■◇◇■ 毎週水曜日発行 ■◇◇◇■
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■◇◇◇■ 第976号 ■◇◇◇◇■ 今週の読者数: 3,948名 ■◇◇◇■

 ≪今週の目次≫
  (1) 今週のひとこと 「キャッシュバック」の応募も楽じゃない
  (2) 今週のQ&A  大切なファイルを複数のドライブに同時保存
  (3) 新・用語解説  Windows の「記憶域」「ストレージ」とは
  (4) 編集後記    名称は「ストレージ」のままでよかったのでは?
  ※直接ジャンプ! 今週のQ&A今週の用語解説編集後記
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 (1) 今週のひとこと 「キャッシュバック」の応募も楽じゃない
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      ☆「今日のひとこと」はこちらで https://www.724685.com/

 先週「Microsoft 365 Personal」のお得な購入方法を紹介しました。
 
 ◆ Microsoft 365 Personal はサブスクより毎年購入がお得
  https://www.724685.com/weekly/qa210616.htm


 実際、先日の「Amazonプライムデー」に「Microsoft 365 Personal」の
 オンラインコード版を購入しましたが、限定セールの割引やクーポン、
 「カスペルスキーセキュリティ」とのまとめ買いなどで通常 11,187円
 のところ 8,559円で購入できました。
 
 ◆ Amazonプライムデーでカスペルスキーセキュリティが激安
  https://www.724685.com/blog/2021/06/21073030.html


 そこに 9.5% ポイントが付く予定で、さらに「Microsoft 365 & Office
 キャッシュバックキャンペーン」にも応募して 3,000円 戻ってきます。

 ◆ Microsoft 365 & Office キャッシュバックキャンペーン
  https://amzn.to/3qrjdMT (6月27日まで)


 ただし「キャッシュバックキャンペーン」の応募はかなり面倒でした。

 ネットを使ってアマゾンで購入したのに、まず「申込用紙」を印刷して、
 プロダクトキーや住所、口座番号など必要事項を手書き記入して、封筒
 を用意して、切手を貼って郵送するという超アナログな世界でした。

 これがマイクロソフトのキャンペーンとは信じがたいです。といっても
 やはりキャッシュバック 3,000円 は大切なので最後まで頑張りました。


 とにかく「Microsoft 365 Personal」が実質、約 4,750円で購入できた
 計算なので大満足です。そして来年もセールで買おうと心に決めました。


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 (2) 今週のQ&A 大切なファイルを複数のドライブに同時に保存
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    ☆「パソコントラブルQ&A」 https://www.724685.com/weekly/

 Q:ハードディスクが故障しても大切なファイルを保護できますか?

 A:2つのドライブに同じファイルを同時に保存する設定が可能です。


                ◆◇◆

 パソコンでファイルの保存に使っているハードディスクや SSD などは、
 滅多に故障しなくなったとはいえ、いつ障害が起きるかは分かりません。
 そのためにも大切なファイルの「バックアップ」は欠かせません。

 もちろん最近ではインターネット経由で「OneDrive」「Google Drive」
 などの「オンラインストレージ」を使うことで手軽に、ほぼ時間差なく
 意識しなくてもバックアップできるようになったのも確かです。
 
 ◆「オンラインストレージ」とは大容量データ記憶サービス
  https://www.724685.com/word/wd110921.htm

 ◆「OneDrive」で大切なデータを自動で同期保存
  https://www.724685.com/weekly/qa160420.htm


 とはいえ、やはり手元に保存しておきたい大切なファイルもあります。

 そんなとき、2つのドライブに同じファイルを同時に保存ができるなら、
 片方に障害が起きても大切なデータを失うことはない、というわけです。

 そんな設定ができるのが Windows 10 標準の「記憶域スペースの設定」
 というアプリです。「コントロールパネル」の「記憶域」という項目を
 開いて「新しいプールと記憶域の作成」をクリックすると開始します。

 「記憶域スペースの設定」アプリの「ユーザーアカウント制御」が表示
 されるので「はい」を選択すると「記憶域プールの作成」画面が開き、
 現在、パソコンにつながれているハードディスクなどが表示されます。


 たとえば同じ容量の外付けハードディスクをパソコンにつないでいたら
 「記憶域プールの作成」画面にその2台が表示されるので選択してから
 「プールの作成」ボタンをクリックして実行します。

 ※その中に「ローカルディスク」は含まれません。

 買ったばかりのハードディスクであれば「未フォーマット ドライブ」
 の中に、使用済みであれば「フォーマット済みドライブ」の中にあり、
 「フォーマット済みドライブ」であれば「プールの作成」を実行時に、
 保存されているファイルが完全に削除されるので注意が必要です。


 「プールの作成」が完了すると「記憶域の作成」画面が開くので、

 ・記憶域の名前
 ・回復性の種類
 ・サイズ

 を入力します。「記憶域の名前」は何でもいいです。ポイントとなる
 「回復性の種類」ですが

 ・シンプル(回復性なし)
 ・双方向ミラー
 ・3方向ミラー
 ・パリティ

 がありますが、2台のハードディスクに同時保存なら「双方向ミラー」
 を選択します。これで見た目にはひとつのドライブが作成されますが、
 実際にはファイルを保存すると2台同時に書き込まれます。


                ◆◇◆

 「双方向ミラー」ではなく「シンプル(回復性なし)」を選択すると、
 2つのハードディスクを容量を合計したひとつのストレージとして使う
 ことができます。合計を越えた設定も可能で、2台で足りなくなったら
 さらに新しいハードディスクを追加も可能です。

 ※ ただし「回復性なし」なので、ファイルの保護はありません。

 一方、3台体制の「3方向ミラー」などもありますが、一般の利用者で
 あれば2台体制の「双方向ミラー」を使えば十分でしょう。もし片方に
 障害が出たら、管理画面で「警告」が表示されるので、新しいドライブ
 を追加して、障害の起きているドライブを削除することになります。


 もちろん「オンラインストレージ」によるバックアップがお勧めですが、
 どうしても手元に置いておきたい、保存したいファイル容量が大きい、
 有料のサービスは契約したくない、といった場合には「双方向ミラー」
 による「記憶域」の作成と利用も選択肢としてアリでしょう。


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 (3) 新・用語解説 Windows の「記憶域」「ストレージ」とは
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         ☆「パソコン用語解説」 https://www.724685.com/word/

 ・「記憶域」とは、Windows の「設定」で「システム」項目のひとつで、
  「ストレージ」の漢字表記であり、パソコンのデータを読み書き保存
  するハードディスク、SSD など記憶装置(ドライブ)を設定できます。

  Windows の起動に必要なデータを読み書き保存している「記憶域」が
  「ローカルディスク」「Cドライブ」であり、その使用状況を管理し、
  必要な空き容量を確保することで快適な Windows 環境が得られます。

  また「コントロールパネル」にも「記憶域」という項目があり、複数
  のドライブをひとつの「記憶域」としてまとめたり、複数のドライブ
  に同じファイルを同時に保存して、いずれかのドライブに障害が発生
  してもファイルを保護できる「記憶域」を作成したりできます。

  
 ・「ストレージ(storage)」には「記憶」「保存」さらに「記憶装置」
  「収納庫」といった意味があります。そこで、分かり易くするためか
   Windows の「設定」では「記憶域」と漢字表記に変更されました。

  ところが「記憶域」設定画面には『ストレージ センサー』『その他
  のストレージ設定』など「ストレージ」という用語が混在しており、
  混乱の元なので、どちらかの用語に統一して欲しいところです。

  ◆ Windows 10 の「ストレージセンサー」とは
   https://www.724685.com/word/wd170503.htm
  

 ・「ストレージ」にはパソコンに内蔵、あるいは外付けされる記憶装置
  (ハードディスク、SSD、光学ドライブ、USBメモリーなど)以外にも
  ネット経由で利用できる「オンラインストレージ」などがあります。

  ◆ 「オンラインストレージ」とは大容量データ記憶サービス
   https://www.724685.com/word/wd110921.htm

  マイクロソフトが提供する「オンラインストレージ」が「OneDrive」
  であり、Windows の「記憶域」にデータをコピー、同期できます。

  ◆ 「OneDrive(ワンドライブ)」とは?無料で使える容量は?
   https://www.724685.com/word/wd160420.htm

  「OneDrive」を使えば Windows のバックアップが簡単にできます。


============ ◇ 編集後記 ◇ =======[Top に戻る]

 Windows 10 で「ストレージ」の設定をしようとしたら、いつのまにか
 「記憶域」という漢字表記に変更されていて、ちょっと戸惑いました。
 以前、解説した「ストレージセンサー」も説明画像の更新が必要です。

 ◆ Windows 10 の「ストレージセンサー」とは - パソコン用語解説
  https://www.724685.com/word/wd170503.htm

 「ストレージ」を「記憶域」にしたなら、なぜ「ストレージセンサー」
 も「記憶域センサー」に用語の変更をしないのかは不明です。


 なにはともあれ、そもそも「ストレージ」というシンプルな用語単体の
 解説もきちんとしたことがなかったので、あらためて「記憶域」という
 漢字表記の用語と一緒に「用語解説」として取り上げてみました。

 さらに複数のドライブに同じファイルを同時に保存して、いずれかの
 ドライブに障害が発生してもファイルを保護できる「記憶域の作成」に
 ついても取り上げてみました。参考になれば幸いです。

                           (編集長・林)

 ※ 次回の配信は 2021年7月1日(木曜日)の予定です。


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