[13/08/21] Windows 8 搭載ノートパソコンを選ぶポイント

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■◇◇◇■ 第595号 ■◇◇◇◇■ 今週の読者数: 5,600名 ■◇◇◇■

 ≪今週の目次≫
  (1) 今週のひとこと 最新のノートパソコンで気になるスペック
  (2) 今週のQ&A  Windows 8 搭載ノートパソコンを選ぶポイント
  (3) 新・用語解説  IPS(アイピーエス)方式、IPS液晶とは?
  (4) 編集後記    9月から「週刊ネットライフ」が変わります!
  ※直接ジャンプ! 今週のQ&A今週の用語解説編集後記
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 (1) 今週のひとこと 最新のノートパソコンで気になるスペック
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      ☆「今日のひとこと」はこちらで https://www.724685.com/

 自分用のノートパソコンを買い替えるために最新の商品を物色しました。
 「自腹」で購入しようとすると、いつも以上に真剣に検討するものです。
 
 そんな中、仕事でも使うことを考慮して候補に挙げた機種がこれです。

 ◆ 私がいま一番欲しいノートパソコンは「VAIO Pro 13」
  https://www.724685.com/blog/2013/08/17110424.html


 スペックだけでなく、デザイン的にも現在、最高レベルの逸品です。

 ◆ VAIO Pro 13/11 | "VAIO" | ソニー
  http://www.sony.jp/vaio/products/VP21/

 
 これをソニーストアで以下のようにカスタマイズしてみました。

 ◆ VAIOオーナーメードモデル VAIO Pro 13 SVP1321A1J
  http://go.724685.com/14YRzUx

  OS: Windows 8 Pro 64ビット
  プロセッサー: Core i7-4500U (1.80GHz)
  メモリー: 8GB(8GB×1)
  ストレージ: ハイスピードSSD (PCIe 20Gb/s) 約256GB
  ドライブ: なし
  ディスプレイ: 13.3型ワイド 1920×1080ドット IPS液晶
          +タッチパネル
  重量: 約940g ~


 これで 174,780円(2013/8/18現在)です。決して安くはありませんが、
 これだけのスペックで、この料金はリーズナブルだと私は感じます。

 ◆ 「スペック」とは製品の「仕様」「基本性能」
  https://www.724685.com/word/wd101222.htm


 ということで購入寸前までいったのですが、会社に確認してみたところ
 「自分で買ったパソコンを会社に持ち込んではいけません」といわれて
 やむなく、いったん保留としました。買う気満々だったのに...。

 その代り、今回のノートパソコン選びで注目したポイントと気になった
 専門用語「IPS液晶」を解説したいと思います。


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 (2) 今週のQ&A Windows 8 搭載ノートパソコンを選ぶポイント
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    ☆「パソコントラブルQ&A」 https://www.724685.com/weekly/

 Q:パソコンを買い替えようと思いますが、ウインドウズ搭載のノート
   パソコンを選ぶポイントを教えてください。

 A:使用する用途にもよりますが、各項目に分けてチェックポイントを
   紹介します。参考にしてみてください。


                ◆◇◆

 細かい点を挙げればきりがありませんが、最も重要なチェックポイント
 とは「OS」「CPU」「メモリー」「HDD/SSD」「ディスプレイ」といった
 ところなので、順に紹介していきましょう。


 ■ Windows OS > Windows 8 を選択

  前提として、ウインドウズ搭載パソコンを個人で購入するとします。

  その場合、現在、Windows 7 を搭載したマシンもまだ買うことができ
  ますが、やはり Windows 8 を選択したほうがいいでしょう。中には
  Windows 7 にダウングレードできる機種もありますが、使える権利が
  あるのに、わざわざ古い OS にするのはもったいないです。

  特に2013年夏モデルから、一気にタッチパネルを採用するパソコンが
  増えており、あえて Windows 7 にするのは宝の持ち腐れになります。
  それにスリープからの復帰など Windows 8 のほうが確実に速いです。


  一方、Windows 8 か Windows 8 Pro かという選択については、個人
  利用のパソコンであれば Windows 8 で十分です。また Windows RT
  はタブレット型パソコン以外では考えなくていいでしょう。

  ◆ Windows RT とは?Windows 8 との違いは?
   https://www.724685.com/word/wd130313.htm

  2013年秋には改良を加えた Windows 8.1 が登場しますが、Windows 8
  を搭載したマシンなら無償でアップグレードが可能です。


 ■ 内蔵メモリー容量 > 最低でも 4GB は確保

  値段の安いモデル、型落ちモデルの中には内蔵メモリー容量が 2GB
  の商品もありますが、快適に使いたいなら最低 4GB は欲しいです。
  2GB でも増設が可能か確認して、できれば増設しておきましょう。

  2013年夏モデルでは、ほとんどの商品が最初から 4GB となっており、
  高級モデルは 8GB が中心になっています。4GB の機種を買うときも、
  将来、8GB に増設できるかは確認しておいたほうがいいでしょう。


 ■ CPU > 第四世代 Core i CPU は用途次第

  Haswell(ハスウェル)というコード名で呼ばれることもある最新の
  インテル CPU 「第4世代 Core i」シリーズが搭載されたモデルが
  登場していますが、この CPU の最大の特徴は「省電力」です。

  そのためバッテリーの消費が減り、駆動時間が 1.5倍近くも長くなり、
  携帯ノートパソコンを持ち歩いて、バッテリーの持ちを気にする人は
  検討する価値は大きいといえるでしょう。

  ※第4世代 Core i シリーズ名には「i5-4200U」のように4桁の
   数字部分の頭に「4」がついているので見分けられます。


  でも、あまり持ち歩かず、ほぼコンセントからの電源供給で使うなら、
  値段の高い Haswell にこだわる必要はないでしょう。売れ筋モデル
  で採用されている第3世代 Core i シリーズ CPU で十分です。


 ■ 内蔵記憶デバイス > ハードディスク(HDD)か SSD か

  SSD は HDD に比べて、圧倒的にデータの呼び出しや書き込みが速く、
  振動にも強くて熱や音の発生も少ないので、SSD がノートパソコンに
  最適な選択なのは間違いないので、間違いなくお勧めです。

  一方で、SSD は現在の主流で 128GB と HDD と比べると容量が小さく、
  その割には高価なので、写真や動画など大量のデータを持っていたり、
  値段はなるだけ抑えたい人は HDD を選んでもいいでしょう。


 ■ ディスプレイ > 量販店での展示で確認しましょう。

  Windows 8 なら、やはりタッチパネルは欲しいところですが、値段を
  抑えたいなら見送るのもありです。タッチした反応は、実際に触って
  みないと分からないので、ぜひ量販店の展示で確認しましょう。

  高機能モデルには、視野角の広さが特長の「IPS方式」の液晶を採用
  しているものがありますが、これも趣味の問題があるので、量販店の
  展示で写真などを表示させてチェックしてみましょう。


                ◆◇◆
            

 もちろん「予算」もあるので、どこで「妥協」するかが悩みどころです。

 ほかにも「重さ」「サイズ」や「バッテリーの持ち」などは持ち運びを
 考えるときに大きな選択ポイントです。まさに用途次第ですが、小型で
 軽量なのにバッテリーの持ちが良いモデルは総じて値段が高くなります。
 
 さらにキーボードの「キーピッチ」や「タッチ感」、タッチパッドなど
 操作デバイスの種類や使い勝手、そして全体のデザインなどは、まさに
 「個人の好み」の世界なので、気に入ったものを選ぶしかありません。
 

 本気で購入を検討するなら、やはり実際に起動しているパソコンを多数、
 展示している量販店で納得するまで触ることは欠かせません。


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 (3) 新・用語解説 IPS(アイピーエス)方式、IPS液晶とは?
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         ☆「パソコン用語解説」 https://www.724685.com/word/

 ・「IPS(アイピーエス)」とは「In Place Switching」の略で、液晶
  ディスプレイの画面を表示するときに液晶を動作(駆動)させる方式
  のひとつです。画面の視野角が広く、綺麗な発色が特長です。

  視野角が広い、というのは、液晶画面を斜めから覗き込んで見ても、
  色の変化が少なく、キレイに見えるということです。そのためワイド
  画面や見る角度が変わりやすいスマートフォンの画面に向いています。
  
  そのためノートPC の多くで採用されている視野角の狭い方式と比べ、
  価格が高いので、高画質を強調しているパソコン高級機に「IPS液晶」
  を採用した機種が多くなっています。


 ・簡単に解説すると、「液晶」とは固体と液体の中間にある物質の状態
  のことで、その液晶を二枚のガラス板などで挟み、板の両端から電圧
  をかけることで液晶の分子が向きが変わる特性を利用します。

  液晶が不規則に並んた状態だと、液晶を挟んだガラス板は光を通しに
  くく、電圧をかけて並びを整えることで光を多く透過することができ、
  それが「光のシャッター」のような役割を果たすことができます。

  
  「In Place」には「面内」という意味があり、電圧をかけたガラス面
  に水平な状態で液晶を回転させるため、垂直方向の液晶の傾きによる
  光の遮断が少なく、斜めから見ても光量の変化が少ないのが特長です。

  と書いても、さっぱり分からないので、今回の解説で参考資料とした
  ページのひとつを紹介します。

  ◆ 第4回 TN?VA?IPS?─液晶パネル駆動方式の仕組みと
    特徴を知ろう | EIZO株式会社
   http://www.eizo.co.jp/eizolibrary/other/itmedia01_04/


  2005年頃の古い記事ですが、掲載された図が分かりやすいので参考に
  なると思います。興味のある方は読んでみてください。


 ・「IPS液晶」は他の方式に比べると「反応速度が遅い」という弱点が
  挙げられていますが、各方式で技術開発が続き、それぞれが工夫して
  弱点を減らし、性能も向上しています。

  そんな中でも「どの方向からでも見やすく美しく鮮明な画面」という
  のが「IPS液晶」の売りになっています。


============ ◇ 編集後記 ◇ =======[Top に戻る]

 残暑厳しい中、皆様、いかがお過ごしでしょうか?地域的な集中豪雨の
 被害などに遭われた方には、心よりお見舞いを申し上げます。


 今週もメルマガの配信が金曜日にずれ込んでしまい、申し訳ありません
 でした。詳細は来週号で紹介しますが、9月より「週刊ネットライフ」
 は運営が少し変わります。その関係でバタバタとしております。

 とはいえ、私が編集長のままなので内容的には大きな変化はありません。
 そういう意味ではご安心ください。

 さて 10月で 724685.com は 13周年、メルマガは 600号を達成します。
 息の長さだけはイチロー選手にも負けないつもりです。私の気力と体力
 が続く限り頑張りますので、これからもよろしく願いいたします。
 
                           (編集長・林)


 ※ 次回の配信は 8月29日(木曜日)の予定です。お楽しみに。

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