[20/09/23] HDD、SSDの書き込み、読み込み速度を測定

■◇◇■ 週刊なにしろパソコン ■◇◇■ 毎週水曜日発行 ■◇◇◇■
  パソコン・インターネットを   発行日:2020/09/23(配信は翌日)
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■◇◇◇■ 第938号 ■◇◇◇◇■ 今週の読者数: 4,091名 ■◇◇◇■

 ≪今週の目次≫
  (1) 今週のひとこと 真っさらな Windows 10 は無駄がなく気持ちいい
  (2) 今週のQ&A  HDD、SSD の書き込み、読み込み速度を測定する
  (3) 新・用語解説  Windows の「DSP版」とは
  (4) 編集後記    パワーアップした環境で新しい「なにパソ」を!
  ※直接ジャンプ! 今週のQ&A今週の用語解説編集後記
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 (1) 今週のひとこと 真っさらな Windows 10 は無駄がなく気持ちいい
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      ☆「今日のひとこと」はこちらで https://www.724685.com/

 自作PC で CPU「Ryzen 5」を取り付けた新しいマザーボードに交換後の
 古いマザーボードを再利用して、ケースと電源を新たに購入することで
 もう一台、リビング用に「サブマシン」を作りました。

 ◆ 静音ケース ANTEC P5 と 500W電源を追加購入して古いマザーボード
   でサブマシンを組み立てました | なにごとも経験
  https://www.nanigoto.com/antec-p5/

 これに前回、苦戦していた「Windows のライセンス認証」ができないと
 表示された SSD をつないで起動すると、当然、何もなかったように認証
 できて、交換前のパソコンとほぼ同じ状態で使えるようになりました。

 ◆ 「Windows のライセンス認証」「プロダクトキー」とは
  https://www.724685.com/word/wd200916.htm


 一方、2台にしたことで Windows ライセンスをもうひとつ追加購入する
 必要ができたので「Windows 10 Home DSP版」を選びました。

 ◆ 【OS+USBカード】Windows10 Home 64bit 日本語 DVD (DSP)
   + USBカードセット||OS|周辺機器・ソフトウェア通販のドスパラ
 https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_set.php?bg=2&br=161&camp=974


 これをメインの自作PC で買ったばかりの SSD にインストールしました。
 そのため積年の不要なファイルなどが一掃されて、とても快適に動いて
 おり、そんな最新の自作PC でこのメルマガも書いています。

 ただし、必要なアプリのインストールや各種設定をしなおすのは大変で、
 「丸ごとコピー」のほうが圧倒的に楽ができたのは確かです。それでも
 まっさらな新車に乗るような気持ちよさはたまりません。


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 (2) 今週のQ&A HDD、SSD の書き込み、読み込み速度を測定する
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    ☆「パソコントラブルQ&A」 https://www.724685.com/weekly/

 Q:「HDD」を「SSD」に交換してみましたが、どれほど改善できたか
   数値で測定や比較できる方法はありますか?

 A:定番の測定用フリーソフトに「CrystalDiskMark」があります。


                ◆◇◆

 古いパソコンでも、内蔵のハードディスクのシステムファイルを新たに
 購入した「SSD」に丸ごとコピーしてから取り替えることさえできれば、
 パソコンやアプリの起動時間を驚くほど高速にすることが可能です。

 もちろん作業は自己責任となるので、できるという自信とトラブルへの
 覚悟は必要であり、決して誰にでもお勧めできる作業ではありません。

 それでもインターネットを通じて持っているパソコンと同じ機種で交換
 を成功させているブログの記事などが見つかることもあり、その通りに
 実行すれば、決して不可能な作業ではないことも分かるはずです。

 ◆ ノートパソコンの内蔵HDDをSSDに丸ごとコピーしてから交換して
   みました(準備編) | なにごとも経験(2014/7/7)
  https://www.nanigoto.com/hdd-ssd/

  ※このパソコンは交換後、しばらく評価用に使いましたが、現在は
   引退させました。Windows 7 にメモリー 2GB は厳しかったです。


 そんな交換作業を成功した場合、やはりどれくらい速くなったかを計測
 して数字として比較したくなるのが人情です。

 そこで定番として使われるフリーソフトが「CrystalDiskMark」であり、
 「窓の杜」でもずっと紹介されています。

 ◆ 「CrystalDiskMark」ストレージのデータ転送速度を測定 - 窓の杜
 https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/crystaldisk/


 ファイルをダウンロード&インストールしたらアプリを起動して、まず
 はそのまま、計測したい「HDD」や「SSD」の記憶媒体のドライブ名だけ
 (「C:」など)合っているか確認して「All」ボタンをクリックします。

 これで計測は開始されまずが、一番上の設定は以下の意味があります。
 
 ・「5」は測定回数。5回計測した平均値ということ。
 ・「1GiB」は測定するデータサイズ。1GiB は 1GB より少し大きい。
 ・「C:xx%(aaa/bbbGiB)」は測定するドライブ名と残り容量。
 ・「MB/s」は表示単位。1秒間に 1,000,000 byte ということ。

 それから「Read」が「読み取り速度」で「Write」が「書き込み速度」。

 さらに「SEQ1M Q8T1」「SEQ1M Q1T1」は「シーケンシャルテスト」で、
 つまり連続した状態で順番に測定していくということ。

 そして「RND4K Q32T16」「RAN4K Q1T1」は「ランダムテスト」であり、
 ばらばらに測定していくということ。

 ※ばらばらよりも連続して測定したほうが高速になります。


 あとは「1M Q8T1」なら「1M(iB)」というサイズで読み書き測定して
 「キュー(Qeue:命令の待ち行列)」が「8」、「スレッド(Thread:
 同時に処理する数)」が「1」といった測定条件になります。


                ◆◇◆

 細かい意味は分からなくても、とにかく同じ条件で 2つのストレージを
 比べれば、どれくらい速く読み書きできるか知るための指標になります。

 同じ「CrystalDiskMark」を使った測定結果を報告しているブログ記事
 も多いので、それと比べて自分の数値はどうか、など比較ができます。


 単純に同じ測定条件での結果を比べて「速くなった!」「大差ないかも」
 といった具合に気軽に楽しめれば十分ではないでしょうか。

 計測した結果は「ファイル」-「コピー」でテキスト保存できますし、
 下のコメント欄に日時や製品名をメモして画面キャプチャーすることで
 見た目にも分かりやすく記録することができます。


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 (3) 新・用語解説 Windows の「DSP版」とは
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         ☆「パソコン用語解説」 https://www.724685.com/word/

 ・Windows の「DSP版」とは、通常、パソコン部品とセット販売されて、
  その部品を組み込んだパソコンで使用することを前提に通常版よりも
  安価な値段で購入できることの多い販売形態のことです。

  「DSP」は「Delivery Service Partner」の頭文字で「販売代理店」
  といった意味で、マイクロソフト社から正規の「販売代理店」と認定
  されたショップだけが許可されている販売形態というわけです。

  そのため自作パソコンで Windows の正規ライセンスを購入するのに
  適しており、セットになった部品もメモリーや SSD、USB増設カード
  など実用的なものを用意している販売店があります。

  ◆ 価格.com - マイクロソフト Windows 10 Home 64bit
    日本語 DSP版 価格比較
   https://kakaku.com/item/K0001027613/


 ・「DSP版」で購入して入手した DVD は古いバージョンの可能性が高く、
  Windows 10 なら以下の公式サイトかより最新のバージョンを USB に
  ダウンロードして、それを使ってインストールしたほうがいいです。

  ◆ Windows 10 のダウンロード
   https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10

  それとセット販売された部品を組み込まなくても「プロダクトキー」
  は「Windows のライセンス認証」に使用可能です。正規の販売店から
  購入して1台に1ライセンスで利用すれば問題なく使えます。

  もしマザーボードを交換する場合などで「Windows ライセンス認証」
  がうまくいかない場合があっても、マイクロソフト社のサポート電話
  で理由を話して「プロダクトキー」を伝えれば対応してもらえます。


============ ◇ 編集後記 ◇ =======[Top に戻る]

 自作パソコンのアップグレードと古いパーツを活用したサブマシン構築
 で思ったよりも時間がかかりましたが、なんとか9月中にはすべて完成
 して、より快適なパソコン生活を送ることができそうです。

 そして来週は「なにしろパソコン・ドットコム」公式公開から 20周年
 となり、パワーアップしたパソコンと新たな気分で取り組めそうです。


 結局、事前に新しい機能の追加やイベントの企画はできませんでしたが、
 1年くらいかけて 20年近く前に書いて古くなっているコンテンツを最新
 情報も加えて書き直していこうかな、と思っています。

 ということで、リビングに置くサブマシン用の快適なデスクも買って、
 準備万端で新たな 20年(!?)に向けてスタートする予定です。

                           (編集長・林)

 ※ 次回の配信は 2020年10月1日(木曜日)の予定です。

自作自作自作自作自作自作自作自作自作自作自作自作自作自作自作自作自

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