[18/03/21]「Acrobat Reader DC」で便利な「注釈ツール」

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■◇◇◇■ 第816号 ■◇◇◇◇■ 今週の読者数: 4,414名 ■◇◇◇■

 ≪今週の目次≫
  (1) 今週のひとこと 今週は「Acrobat Reader DC」を取り上げます。
  (2) 今週のQ&A  「Acrobat Reader DC」で便利な「注釈ツール」
  (3) 新・用語解説  「Acrobat Reader DC」とは
  (4) 編集後記    かつては「Acrobat Reader」の独壇場だった
  ※直接ジャンプ! 今週のQ&A今週の用語解説編集後記
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 (1) 今週のひとこと 今週は「Acrobat Reader DC」を取り上げます。
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      ☆「今日のひとこと」はこちらで https://www.724685.com/

 先々号で Webブラウザー「Microsoft Edge」で PDF形式ファイルを開き、
 簡単な編集をする方法を紹介しました。
 
 ◆ Microsoft Edge で PDFファイルを開いて編集、保存したい
  https://www.724685.com/weekly/qa180308.htm


 その中で PDFビューワー「Acrobat Reader DC」が登場したこともあり、
 用語解説でも簡単にですが取り上げました。

 ◆ 「PDF(ピーディーエフ)ビューワー」とは
  https://www.724685.com/word/wd180308.htm


 そのときに、そういえば

   以前、「Acrobat Reader」については解説しているけど
   「DC」にバージョンアップしてから取り上げてなかった

 ことに気づいたので、今週はあらためて「Acrobat Reader DC」を紹介
 しました。お使いの方も、そうでない方も参考にしてみてください。


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 (2) 今週のQ&A 「Acrobat Reader DC」で便利な「注釈ツール」
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    ☆「パソコントラブルQ&A」 https://www.724685.com/weekly/

 Q:「Acrobat Reader DC」で注釈を追加する方法を教えてください。

 A:「注釈ツール」バーを表示させると様々なツールが利用できます。


                ◆◇◆

 「Acrobat Reader DC」は、PDFファイルを活用するためのアプリです。
 詳しくは今週の「新・用語解説」で紹介したのでお読みください。

 その「Acrobat Reader DC」は PDFファイルの閲覧ができるだけでなく、
 画面上に「注釈」の追加や線や図形の描画など簡単な編集ができます。

 
 たとえば「注釈」を追加したい PDFファイルを「Acrobat Reader DC」
 で開いたとき、自動で表示される「ツールバー」の右端に

 ・ノート注釈を追加
 ・テキストをハイライト表示

 の2つのアイコンが並んでいるので、それぞれ「ノート注釈」の追加、
 画面上のテキストを選択してからの「ハイライト表示」ができます。


 さらに「テキストボックス」や「線や図形」などを追加したいときは
 画面右の「ツールパネルウインドウ」から「注釈」を選択することで
 「ツールバー」の下に「注釈ツールバー」が追加表示されます。

 この「注釈ツールバー」には、先ほどの 2つのアイコンに続いて右に
 
 ・テキストに下線を引く
 ・テキストに取り消し線を引く
 ・置換テキストにノートを追加
 ・カーソルの位置にテキストを挿入
 ・テキスト注釈を追加
 ・テキストボックスを追加
 ・フリーハンドの線を描画
 ・描画を消去
 ・スタンプを追加
 ・添付ファイルを追加
 ・描画ツール

 というアイコンが並んでいるので、いろいろ実際に試してみましょう。
 さらに「描画ツール」アイコンをクリックするとサブメニューで「線」
 「矢印」「長方形」などを選択できます。
 
 あとは「注釈」などを追加すると右の「ツールパネルウインドウ」に
 「注釈」の内容も含め、見やすく一覧表示されるので便利です。
 

                ◆◇◆
 
 そんな「Acrobat Reader DC」で追加した注釈や線、図形を保存して、
 別のパソコンの「Acrobat Reader DC」で開いても確認できました。

 一方で「Google Chrome」で開くと、追加した注釈の日本語が文字化け
 してしまったり、「Microsoft Edge」で開くと注釈を追加した場所に
 アイコンはあるけれど、クリックしても開くことができませんでした。
 
 
 どうやら「PDFビューワー」にも癖があるので「注釈」を付ける場合は、
 相手側も同じアプリを使うか確認して送ったほうがよさそうです。

 
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 (3) 新・用語解説 「Acrobat Reader DC」とは
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         ☆「パソコン用語解説」 https://www.724685.com/word/

 ・「Acrobat Reader DC」とは、「PDF(ピーディーエフ)」という形式
  で保存された文書ファイルをパソコンやスマホで開いて表示ができる
  代表的なアプリ「Acrobat Reader」の最新バージョンです。

  ◆ 「PDF(ピーディーエフ)」とは便利な文書ファイル形式
   https://www.724685.com/word/wd110216.htm


  「PDF」は「アドビシステムズ(Adobe Systems)」というソフト会社
  が開発した文書ファイル形式で、そのファイルを誰でも開いて読める
  ように同社が無償で配布しているアプリが「Acrobat Reader」です。

  ◆ 「Adobe(アドビ)/Adobe Systems」とは
   https://www.724685.com/word/wd131127.htm


 ・まずは「Acrobat Reader DC(アクロバットリーダー ディーシー)」
  の「Acrobat(アクロバット)」ですが、これは「PDF」の作成、編集、
  注釈、署名などができるアドビ社の有料アプリの名称です。

  その「Acrobat」から主に「PDF」を開いて表示する機能に絞り込んだ
  アプリが「Acrobet Reader(アクロバット リーダー)」となります。
  現在のバージョンでは表示だけでなく注釈の追加などもできます。


  さらに「DC」は「Document Cloud(ドキュメント クラウド)」の略。
  アドビ社がネット上に用意した「PDF」形式の文書(ドキュメント)
  ファイルの作成や保存、共有などができる環境の名前です。
  
  ◆ クラウド(Cloud)とは | パソコン用語集(pc-yougo)
   https://pc-yougo.com/cloud/

  もちろん「Document Cloud」だけでなく「OneDrive」や「Dropbox」
  などのアカウントに接続して利用することもできます。スマホ用の
  「Acrobat Reader」アプリともファイルを共有することができます。


  つまり従来の「Acrobat Reader」よりネット上の環境でも使いやすく、
  より便利に「PDF」を活用できるように進化したバージョンの名前が
  「Acrobat Reader DC」なのです。


============ ◇ 編集後記 ◇ =======[Top に戻る]

 かつてはパソコンで PDF形式のファイルを開きたいけど開けないときは
 迷わず「Acrobat Reader」をダウンロード&インストールしたものです。
 しかも多くのパソコンには最初からインストールされていました。

 もちろんバージョンが「Acrobat Reader DC」になった現在も広く利用
 されていますが、たとえば Webブラウザー「Google Chrome」を使って
 いる人は PDFファイルをブラウザーで開いているのではないでしょうか?

 
 私もその一人で、PDFファイルを開くだけなら「Google Chrome」を使い、
 もっと効率よく表示したり、簡単な編集も加えたいときはフリーソフト
 「PDF-XChange Viewer」を愛用してきました。

 ◆ タブ切り替えができるフリーの高速 PDF ビューワー
   - パソコントラブルQ&A(2011年02月16日)
  https://www.724685.com/weekly/qa110216.htm

 「Acrobat Reader」よりも軽快でタブ表示もできて便利だったからです。
 一般的な PDFファイルの閲覧と活用なら、このソフトで十分です。


 そんなこともあり「Acrobat Reader DC」はあまり使っていなかったの
 ですが、今回、ひと通り試して「注釈」は便利だったので紹介しました。

 「PDF」を開発したアドビ社としても、文書ファイル形式として「PDF」
 がほぼ標準になったのに自社のビューワー、特に有料の「Acrobat」が
 売れないとビジネスにならないので使わせる工夫をしているのでしょう。
 

 とはいえ「Microsoft Edge」でも PDFファイルを開いたり、編集したり
 できるようになるなど、今後はますます競争が激しくなります。

 ◆ Microsoft Edge で PDFファイルを開いて編集、保存したい
  https://www.724685.com/weekly/qa180308.htm

 利用者にとっては、より快適に PDFファイルが使えるように切磋琢磨を
 して進化が続くことを期待したいです。

                           (編集長・林)

 ※ 次回の配信は 2018年3月29日(木曜日)の予定です。

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