電子メールアドレスの構造/入力のポイント

電子メールを初めて送るとき、最初の関門になるのが自分や相手の電子メールアドレスを正しく入力できるかということです。アドレスが間違っていると、相手に届かなかったり、返信がもらえないことになります。

 

電子メールアドレスの構造を見てみましょう。

世界中どこからでも、あなたに電子メールが届くためにはそれが世界にひとつだけのアドレスでなければなりません。逆にいうと一文字でも違うと届きませんし、最悪の場合、別の人に届いてしまいます!

入力を間違えないためにも、まず電子メールアドレスの構造(意味)を見てみましょう。以下の架空のアドレスで説明してみます(架空でから、このアドレスにメールは送らないでください)。

 

あなたがインターネットを楽しむために入会した日本のインターネットサービス提供会社(以降はプロバイダ)の名前を『日本ネット(nihon-net)』とします。そしてメールアドレスは好きな名前で登録してくださいと言われたので『あなた(anata)』にしたとします。

そうしたら、以下のようなアドレスが正式なアドレスとして送られてきたとしましょう。

 ◇電子メールのアドレス構造
 
     1.アカウント名(ユーザーID)
     2.メールサーバー名
     3.プロバイダ・会社・組織名
     4.組織種別
     5.国・地域コード

見方としては、インターネットが生まれたのはアメリカなので、アドレスの書き方も米国流です。アメリカに郵便を出す場合、上から順に「名前」「番地」「市」「州」「国名(USA)」と日本とは逆になるように、電子メールのアドレスもアメリカ流に後ろに行くほど大きなグループになります。

 

1.アカウント名(ユーザーID)

あなたが登録した名前、この場合だと「anata」です。人にも同姓同名はありますが、2以降のグループに所属している「anata」がひとりだけなら、このアドレスは世界にひとつということになります。

大きなプロバイダだと、単純に「suzuki」など、苗字で登録しようとしても「すでに使われているので、別の名前にしてください」と言われてしまいます。
 

2.メールサーバー名

プロバイダが管理しているメール用のコンピュータ(=メールサーバー)の名前です。今回は「do2」としています。これはプロバイダがメールサーバーに付けた名前なので、割り当てられたら覚えるしかありません。
 
このメールサーバー名はない場合もありますが、会員数が多いプロバイダでは複数のメールサーバーで管理しないとメール数が大変ですし、登録できる名前がどんどん限られてしまうこともあるので使っている場合が多いです。

※メールの専用サーバーではなく、領域を決めて分割して、メールサーバーとしても使っている場合もあります。

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3.プロバイダ・会社・組織名

あなたが入会しているプロバイダ名。この場合だと日本ネットの「nihon-net」です。
会社でもらうアドレスの場合は、その会社のもっているインターネットでの名前(ドメイン名)もあります。当社の親会社、横河電機の場合だと「yokogawa」です。
 

4.組織種別(セカンドレベルドメイン)

あなたが入会しているプロバイダは多くの場合「ネットワーク関連組織」なので「network」の略で「ne」となります。この組織種別コードのほとんどは、アルファベット二文字の略語です。会社でアドレスをもらっている人は「commercial」の略である「co」が多いです。

 ◇参考資料: JPドメイン(提供:e-Words
 

5.国・地域コード(トップレベルドメイン)

日本ネットは日本のプロバイダなので「jp」となります。このコードはほとんどの場合、アルファベット二文字でできています。日本は「japan」の略で「jp」で、英国は「uk」、韓国は「kr」といったところです。

 ※米国はインターネットを自分の庭のように考えて
   いますから、国コードは省略しています!そして
   組織種別は3文字で、中でも有名な「com」は商用
   (commercial)というです。

 ※ただし「.com」は日本の会社や個人でも取得でき
   ます。「ドットコム」というと国コードがない分、国際
   的な感じがすることもあり、例えば日本の有名な
   プロバイダであるニフティも「.com」をあえて使って
   「nifty.com」にしています。

 ◇参考資料: トップレベルドメイン(提供:e-Words

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アカウント名とそれ以下を区切るため「@(アットマーク)」が使われること、メールサーバー名以降の項目は「 . (ピリオド)」で区切られることも大切です。

つまり、自分のアドレスを意味もわからずに記憶するのではなく、理由を考えれば覚え間違いによるミスはかなり減るはずです。

anata@do2.nihon-net.ne.jp

わたしの電子メールは、日本(jp)の ネットワーク関連会社(ne)である 日本ネット(nihon-net)の 使っている電子メール用のコンピュータ(do2) に届いていて、そこにある自分用の私書箱「anata」 に入ったメールを自分のパソコンに取り出している、と理解できていればOKです。


あとは単純な入力ミスを避けましょう

メールアドレスの意味が理解できていたとしても、パソコンやキーボード操作、そしてメールアドレスの入力に慣れないうちはアドレスの入力ミスは避けられません。ベテランでもときどきは間違えます。そこで記入ミスを避けるポイントを3つ挙げて見ましょう。

  1. 電子メールのアドレスはすべて「半角文字」
       

  2. アットマーク( @ )とピリオド( . )は特に注意
       

  3. ハイフン( - )とアンダーバー( _ )のように
    似たような文字に気をつけて!

ということで、もう少し詳しくお話します。

  
1.電子メールのアドレスはすべて「半角文字」

電子メールのアドレスには半角文字しか使えませんので、文字入力のモードを「半角」にして入力してください。

入力後に単独で見ると半角なのか全角なのか慣れるまでは分かりにくいかもしれませんが、以下のように並べてみると文字の幅の違いでわかります。

   全角文字  anata@do2.nihon?net.ne.jp
   半角文字  anata@do2.nihon-net.ne.jp

もちろん、これだけ全部違うと気付くと思いますが、一文字だけ全角だったりすると単独ではわかりません。

  anata@do2.nihon-net.ne.jp

「d」だけは全角だ、なんて言われなきゃわからないでしょ?特に半角で入力後に、一文字抜けていたのに気づいて、後で挿入しようとしたら全角だったりすることはあるものです。気をつけましょう。
 

2.アットマーク( @ )と ピリオド( . )は特に注意

インターネットをはじめるまで、普通は「@(アットマーク)」なんていう文字は使うことはありません。そのあたりのことはこのコーナーのキーボード入力できる記号の名前とキー操作一覧」を参考にしてください。

それから( . )ピリオドは、( , )カンマと見分けがつきにくく、しかもキーボードでは隣りあわせなので気をつけましょう。とにかくアドレスの構造のときにお話した通り、電子メールのアドレスには 「@」 と 「 . 」 は必ず含まれます

  参考: 電子メールのアドレスで使われる各種記号
  

3.ハイフン( - )とアンダーバー( _ )のように
  似たような文字に気をつけて!

これもこのコーナーのキーボード入力できる記号の名前とキー操作一覧」を参考にしてもらえればよいのですが、以下のようなものが間違えやすいです。

  • ハイフン( - )とアンダーバー( _ )

  • ブイ( v )とユー( u )

  • 数字の 1 と アルファベット小文字のエル( l )

  • 数字の 0 と アルファベット大文字のオー(O)

  • ピー( p )と オー( o )
    (アドレスの最後を「jp」ではなく「jo」、たとえば
     ...nihon-net.ne.jo としてしまうことは結構あります)

  • キュー( q )と ピー( p )


以上のことに気をつけて、知り合いに電子メールをどんどん送ってみましょう。とにかく習うより慣れろ、ですね。

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