ネット経由で使うソフトを最新の状態に!

インターネットを楽しむためのソフトウエアを最新に、
特に「修正プログラム」の確認と適用は忘れずに。

電子メール経由以外で、大きく拡がったウイルスには、マイクロソフト社製の「インターネットエクスプローラ」のセキュリティホール(ソフトウエアの持つ安全上の欠陥)を悪用して、 ウェブサイトを見ただけで感染、ウイルスが実行されてしてしまうものがありました(ニムダ、クレズなど)。

さらに Windows のセキュリティ ホールを悪用して、インターネットに接続しているだけでも感染してしまうという最悪のウイルス(ブラスターやサッサーなど)も登場して、世界規模で大流行してしまいました。

  
実は、こういった危険性の高いセキュリティホールは、ウイルスに悪用される前に、
マイクロソフト社から公式に「修正プログラム」が配布されており 、定期的に Windows Update を実施し、きちんと手当てしていれば大きな被害は防げたものばかりです。

しかし、インターネットが普及する過渡期でもあり、定期的にセキュリティホールを手当てする Windows Update の重要性が理解されていなかったため、実施しない(知らない)利用者が多数を占めていたのです。

修正プログラムを「パッチ」プログラムともいいます。

これらの反省から、マイクロソフト社ではウインドウズやインターネットエクスプローラのセキュリティ機能を強化し、啓蒙活動にも力を入れながら、その集大成として Windows Vista や IE7.0 を提供しています。

マイクロソフト社製品に限らず、ブラウザや電子メールソフトなど、インターネットを楽しむためのソフトの最新情報には注意して、修正プログラムなどが『公式に』発表されたら、すぐ修正しておきましょう。

    
それでも、マイクロソフト社からの修正プログラムは、導入方法も含め、説明がわかりにくい場合が多く、初心者の方が自力で適宜、修正をするのは難しいのも確かです。

そんな中でも、比較的、分り易く説明している以下のページを参考に、 必要なときに、適切な修正を実施してください。

【参考資料】
Windows Update サポートページ(マイクロソフト社)
「Windows Update」って必要ですか? 

ミニコラム:パッチプログラムとは

修正プログラムは「パッチ(patch)プログラム」とも呼ばれます。欠陥を補修する、という意味で、patch = 「継ぎ」を当てる という言葉を使ったものです。あのパッチワーク(つぎはぎ細工)の「パッチ」です。

そういう意味でも、実は Windows は「つぎはぎ」だらけなのです。

目次その1その2その3|その4|その5

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