以前も紹介したように、受け取った電子メールや開いたホームページの日本語が、意味不明のアルファベットや記号の羅列となって表示されることを「文字化け(もじばけ)」と呼ぶ場合があります。
◆ 第172回 「文字化け」をしてしまったら
http://www.724685.com/weekly/qa050518.htm
インターネット通信では「日本語」をそのまま送受信することはできず、まずは半角英数文字と一部の記号に変換してから送信し、そのデータを受信してから元の日本語に戻す(復元する)という作業をしています。
ただし、この作業はパソコン、そしてメールソフトやブラウザが自動でおこなうため、利用者は意識する必要もありません。そんな中で日本語 の「文字の変換・復元」に失敗したとき「文字化け」が起きるのです。
「文字の変換・復元」が失敗する要因のひとつとして「半角カタカナ」を使ったり、「カッコつき文字」「マルつき数字」「ローマ数字」など、「機種依存文字」と呼ばれる特殊な文字を使うことが挙げられます。
◆ 電子メールで使ってはいけない文字
http://www.724685.com/06howto/table/table08.htm
■半角カタカナ(以下は画像です)
■単位、カッコ株など(以下は画像です)
... |
■ローマ数字を1字にデザインした文字(以下は画像です)
※例えば、この文字をウインドウズパソコンから
電子メールで送り、MacOS搭載マシンで開くと
...
などに化けてしまいます。
「機種依存文字」を使うと、その名の通り、異なったコンピュータで「文字の変換・復元」のルールが違っている文字なので、機種や OS
が違うと、元の日本語に戻せず、文字化けすることがあるのです。
※ 携帯電話からパソコンへ絵文字入りのメールを送った場合、
文字化けを起こすように、相手側が解き方を知らない暗号を
送ったら、相手側は解けずに、読めないのは当たり前です。
ここまで説明するとお分かりだと思いますが、「半角カタカナ」や「機種依存文字」を使ってインターネット経由で通信しても、同じ
Windows パソコンであれば「文字化け」しない可能性が高いのです。
ですから「半角カタカナ」は使わないほうがいいですよ、とお話しても「いままで問題が起きていないので使っていいよね?」と聞かれることがありますが、問題が起きる可能性がある文字は使わないことです。
◆◇◆
メールで「半角カタカナ」よりも見かけるのが「マルつき数字」です。確かにメール本文で箇条書きをするときなど、パッと見て分かりやすい文章になるので、ちょっと使いたくなる気持ちも分かります。
■マルつき数字(以下は画像です)
※例えば、この文字をウインドウズパソコンから
電子メールで送り、MacOS 搭載マシンで開くと
...
などに化けてしまいます。
現在では Windows OS
がパソコン市場をほぼ独占しているため、メール本文に「半角カタカナ」や「マルつき数字」を使ったとしても、ほとんど「文字化け」は起きない、というのも事実です。
それでも、その文字が「機種依存文字」だと分かっていて、文字化けの可能性があることを知っているのなら、インターネットでの送受信には使わないようにするのが「大人のマナー」ではないでしょうか?
特に技術的な素養を持った相手に「機種依存文字」が混ざったメールを送ると不信感を与えるかもしれません。お気をつけください。
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読者の方から「ローマ数字」が含まれた商品名をメールに書くので、機種依存文字だとしても、どうしても使いたいのですが、やはりダメですか?という質問をいただきました。
私の場合、「ローマ数字」を使いたいときは『半角英大文字』で代用しています。「I(アイ)」や「V(ブイ)」などの組み合わせで機種依存文字を使わずにできます。
I II III IV V VI VII VIII IX X XI ...
確かに「III」「VIII」などは少し「間延び」した感じになりますが、それほど違和感もないはずですし、「ローマ数字」に見えるはずです。
同様に「カッコ株」なども、半角のカッコを使って代用しています。
(株)、(有) キューアンドエー(株)
ポイントは「カッコ」を全角ではなく、半角を使うことで、違和感はなくなります。逆に、ひと文字だけの「カッコ株」は「株」の文字がつぶれた感じがするので、私は(株)のほうが好きです。
どちらにしろ、「使わないほうがいい」といわれている文字は使わないに越したことはありません。 |