[16/03/16] Excel 2016 で変更された「既定フォント」を戻す

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■◇◇◇■ 第721号 ■◇◇◇◇■ 今週の読者数: 4,920名 ■◇◇◇■

 ≪今週の目次≫
  (1) 今週のひとこと パソコンで電子申告(e-Tax)して思うこと
  (2) 今週のQ&A  Excel 2016 で変更された既定フォントを戻す
  (3) 新・用語解説  「既定のフォント(既定フォント)」とは
  (4) 編集後記    Office 2016 の「既定フォント」変更について
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 (1) 今週のひとこと パソコンで電子申告(e-Tax)して思うこと
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      ☆「今日のひとこと」はこちらで https://www.724685.com/

 2015年の確定申告はパソコンによる電子申告(e-Tax)で余裕をもって
 済ませましたが、税務署に行かなくてもいいのが何よりも便利でした。
 締め切りまでなら訂正もできるので安心して送信できます。
 
 ◆ 「e-Tax(イータックス)」とは - パソコン用語解説
  https://www.724685.com/word/wd150311.htm

 そこから思うのは「選挙」も電子投票ができるようにして欲しいという
 ことです。しかも確定申告と同じように期間中はいつでも投票ができ、
 最終日までなら変更できてもいいのでは?とさえ思うわけです。
 

 たとえば電子投票サイトには各自が投票可能な政党や候補者の政見放送
 を動画で見られるようにして、過去の活動や政策信条についてもすべて
 「同じフォーマット」で確認や比較ができるようにできるはずです。

 技術的にも複雑な電子申告さえできるのに、単純な電子投票ができない
 理由が見つかりません。せっかくマイナンバーも導入したのですから、
 希望者には電子投票も選択できるようにしていただきたいものです。

 天候によって投票率が変わるなんて、いまの時代にナンセンスです。


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 (2) 今週のQ&A Excel 2016 で変更された「既定フォント」を戻す
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     ☆「パソコントラブルQ&A」 https://www.724685.com/weekly/

 Q:Excel 2016 で新規作成したブックのフォントが違うようですが?

 A:Excel 2016 から「既定フォント」が「游ゴシック」に変更されて
   いますが「既定フォント」を戻す手順は Word 2016 と違います。


                ◆◇◆

 先週は Word 2016 の既定フォントを以前の「MSフォント」に戻す方法
 を紹介しましたが、結構、面倒な手順で説明に苦労しました。

 ◆ Word 2016 で変更されたテーマの既定フォントを以前に戻す
  https://www.724685.com/weekly/qa160309.htm
 
 
 実は Excel 2016 もセルへ文字入力すると適用される「既定フォント」
 を「MS Pゴシック」から「游ゴシック」に変更しているのですが、戻す
 手順は Word 2016 とは違うので紹介しておきます。

 1.Excel 2016 の「空白のブック」を開き「ファイル」タブを選択

 2.左のメニューから「オプション」を選択

 3.「Excel のオプション」の「基本設定」画面が開いたら
   「新しいブックの作成時」項目の一番上にある

    『次を既定フォントとして使用』

   の右にあるプルダウンメニューで「MS Pゴシック」を選択

 4.「OK」ボタンをクリック。Excel 2016 を閉じて再起動


 この状態で「空白のブック」を開き、セルへ文字入力すると適用される
 「既定フォント」は「MS Pゴシック」になっているはずです。


                ◆◇◆

 しかし、これだけではセルへの文字入力で適用される「既定フォント」
 は変更できても、挿入した図や表のフォントは「游ゴシック」のままと
 いうチグハグな設定になっています。

 そんなときはリボンの「ページレイアウト」タブで「テーマ」グループ
 の「フォント」をクリック、メニューから「Office 2007-2010」を選択
 することで図や表にも「MS Pゴシック」が適用されることになります。


 実際は、ここまで気にする人は少ないと思いますが、Word 2016 の場合
 を紹介したので、手順の違う Excel 2016 についても取り上げました。

 
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 (3) 新・用語解説 「既定のフォント(既定フォント)」とは
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         ☆「パソコン用語解説」 https://www.724685.com/word/

 ・「既定のフォント」とは、アプリケーションで新規に作成する文書や
  ブックで入力や表示に適用されるよう指定されたフォントのことです。

  アプリケーションによっては「既定のフォント」を別フォントに設定
  で変更できる場合もありますが、初期設定では標準的に使われている
  フォントが指定されている場合が多く、だからこそ「既定」なのです。

  Windows で使われるアプリケーションでは、これまで「MS ゴシック」
  「MS 明朝」というマイクロソフトが長らく標準として提供してきた
  フォントが「既定のフォント」として設定されてきました。


 ・ところがワープロと表計算のアプリケーションで圧倒的な市場を持つ
  Word と Excel の「既定のフォント」が Word 2016、Excel 2016 で
  「游ゴシック」や「游明朝」などの新しいフォントに変更されました。

  ◆ 「游明朝(ゆうみんちょう)」「游ゴシック」とは
   https://www.724685.com/word/wd160309.htm

  「游書体」は Windos 8.1 以降の Windows OS のほかに、アップルの
  最新 MacOS にも搭載されているため、同じ「游書体」を適用すれば
  Windows でも Mac でも、ほぼ同じ文字表示が可能となるわけです。

  一方、Windows 7 には「游書体」フォントは搭載されていないので
  「游書体」を指定した文書やブックは見え方が違ってしまいます。


 ・そのためマイクロソフトは公式に Windows 7 にインストールできる
  「游ゴシック 游明朝フォントパック」を提供しています。

  ◆ 游ゴシック 游明朝フォントパック
    from Official Microsoft Download  Center
   https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=49116

  これで Windows 7 の Microsoft Office 2010/2013 でも「游書体」
  が使えるようになります。


============ ◇ 編集後記 ◇ =======[Top に戻る]

 分かりにくい「既定フォント」について、しかもまだバージョンアップ
 した利用者が少ないはずの Office 2016 限定の話なので、細かく紹介
 する必要があるか悩みましたが、やはり取り上げることにしました。

 それは現在 Office 搭載パソコンを新規で購入すると、Office 2016 を
 使うことになるし、すでに「Office Premium」搭載のパソコンを持って
 いれば無償で Office 2016 にバージョンアップできるからです。
 

 もちろん簡単な利用では「MSゴシック」が「游ゴシック」に変わっても
 支障は少ないし、言われなければ変更に気づかない人も多いでしょう。

 それでも私は「既定フォント」を変更するというのは、気軽に実施して
 いいことではなく、少なくともバージョンアップした利用者には理由も
 含めて告知し、簡単な以前への「戻し方」も用意すべきだと思うのです。

                           (編集長・林)

 ※ 次回の配信は 2016年3月24日(木曜日)の予定です。

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