[07/06/06] メールの「開封確認」をしたい

■◇■ 週刊クラブQ&A パソコンクリニック(クラブQ&A版) ■◇■
  パソコン・インターネットを   発行日:2007/06/06(毎週水曜日)
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■◇◇■ 第231+49号 ■◇◇■ 今週の読者数:10,399+1,069名 ■◇◇■

 ≪今週の目次≫
  (1) 今週のひとこと 「編集長セミナー」は6月29日に開催決定
  (2) 今週のQ&A  メールの「開封確認」をしたいのですが?
  (3) 今週の用語解説 「ペンタブレット」は普及するか
  (4) 編集後記    「利便性」と「信頼性&安全性」のバランス

  ※直接ジャンプ! 今週のQ&A今週の用語解説編集後記

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 (1) 今週のひとこと 「編集長セミナー」は6月29日に開催決定
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      ☆「今日のひとこと」はこちらで https://www.724685.com/

 すでに予告しましたように、編集長が講師となって、パソコンやネット
 の活用に関するセミナーを開きますが、開催日や場所が決定しました。


   ◎パソコン生活応援アドバイザー「林 編集長」の
    「パソコンで困ったときに役立つ基礎知識」

    ■1.Windows Vista が解らずに「困った」
    ■2.Windows の動作が遅くて「困った」
    ■3.セキュリティが解らずに「困った」
    ■最後に『パソコン生活を楽しむために』

   会場:東京都千代田区五番町1−10 市ヶ谷大郷ビル2F
      ※JR市谷駅前徒歩1分、「パレットプラザ」の2階
   日時:6月29日(金)午後2時〜5時
   時間:講習90分 + 質問タイム30分 (途中、トイレ休憩あり)
   定員:最大15名 − 応募が定員を超えた場合、抽選となります。
   費用:無料 − 簡単な資料だけで「テキスト」はありません。
   備考:各自が実機を使った「パソコン教室」ではありません。


 次号の「週刊クラブQ&A」で応募手順をお伝えしますので、ぜひ参加
 したいという方も、もうしばらくお待ちください。同時にセミナー時の
 質問タイムで使う編集長への「質問リクエスト」も募集する予定です。


 「平日昼間では参加が難しい」「東京では遠すぎる」といったご意見も
 あるとは思いますが、とにかく最初はこれでやってみたいと思います。
 セミナーの模様はビデオで撮影し、ネットでの公開も予定しています。

 その上で、応募者殺到(ありえない?)の場合は追加の実施を考えたり、
 夜の時間帯や地方での開催も検討したいと思いますが「獲らぬタヌキ」
 を数えても仕方がないので、まずは1回、やってみることにします。


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 (2) 今週のQ&A メールの「開封確認」をしたいのですが?
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       ☆「質問リクエスト」 http://www.clubqa.com/mailcare/

 Q:大切なメールなので相手が読んだか自動で確認したいのですが?

 A:「開封確認」機能があるメールソフト同士なら可能ですが...。


                ◆◇◆

 インターネットを経由する「電子メール」の場合、相手に届いたのか、
 読んでもらえたのか不安になることがあります。そんなとき相手が開く
 と同時にメールで確認通知がもらえる「開封確認」機能があります。

 「Outlook Express」の場合、「開封確認」をしたいメッセージを作成
 するときに開く「メッセージの作成」画面で、「ツール」メニューから
 「開封確認メッセージの要求」を選択して、チェックを入れます。

 ※「Windowsメール」でも同様です。送る相手が「Outlook」の場合も
  利用できますが、「Outlook」で送信時に上記の手順は使えません。


 この設定で送ったメールを受け取った相手が開こうとすると、別窓で

 『メッセージの送信者は、開封確認を要求しています。
  開封確認のメッセージを送信しますか?』

 といった表示が「はい」「いいえ」ボタン付きで現れます。


 これで相手が「はい」を選べば、自動的に相手のメールアドレスから

 『次のユーザーに送信されたメッセージの開封確認です :
  <oaite@***.ne.jp> : 2007/06/** **:**

  メッセージが、次の時間に開封されました : 2007/06/** **:**』

 という内容のメールが届くので、開封を確認できるわけです。


 一見、便利なようですが、あまりオススメできる機能ではありません。

  1.相手が同種のメールソフトを使っていなければ機能しません。
    同種のメールソフトを使っていても「開封確認メッセージを
    送信しない」という設定のため機能しない場合もあります。

  2.相手が「開封確認のメッセージを送信しますか?」の表示で
    「いいえ」を選択したら開封してもメッセージは戻りません。

  3.受け取った相手は「信頼されていない」気持ちになったり、
    表示を「うっとうしい」と不快に感じる場合さえあります。


 ということで、お互い気心が知れた相手で、メールソフトも同じものを
 使っており、さらに事前に『こういう場合は「開封確認」で送ります』
 と伝えておいた上で、どうしても確認が必要なときだけ使いましょう。

 → そんな面倒なものなら使わないですって?それで正解でしょう。

 最近では「迷惑メール」が、この「開封確認」を要求する場合もあり、
 ますます、この機能の評判は悪くなっています。


                ◆◇◆

 一方で、この「開封確認メッセージの要求」表示が「うっとうしい」と
 感じて、自動で「開封確認メッセージを送信」する設定にしている人が
 いますが、迷惑メールにさえメッセージを送ってしまうので危険です。


 「Outlook Express」の「ツール」メニューから「オプション」を選択、
 「確認メッセージ」タブ画面で「開封確認メッセージの要求」項目中の
 「開封確認メッセージを送信する」が選択されていたら外しましょう。

 → 迷惑メールを含め、開封確認メッセージがうっとうしい場合は
   「開封確認メッセージを送信しない」を選択しますが、これで
   確認を望む知人からの開封確認の表示も開かなくなります。


 そんな中、どうしてもメールを読んでもらえたかを確認したいなら

  「大切な内容なので、お読みいただけましたらお手数ですが
   私まで『読みました』とだけ返信いただけると助かります」

 と付け加えておけばいいのではないか、と編集長は思います。


 ◎「今週のQ&A」は図などを追加、一部加筆して、順次、公開中。
    −> https://www.724685.com/weekly/

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 (3) 今週の用語解説 「ペンタブレット」は普及するか
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        ☆毎週、ひとつずつ、パソコン用語を解説していきます。

 ・「タブレット(tablet)」には「書字板」といった意味がありますが、
  パソコンにつないだタブレットを専用ペンでなぞることでパソコンに
  データを入力できるデバイス(周辺機器)が「ペンタブレット」です。

  ※ペン先でタブレットをタップ(トンとたたく)ことでクリックや
   ダブルクリックといった操作もペンだけで直感的にできます。

  単にマウスをペンに持ち替えただけではなく、ペンを押し付ける圧力
  (いわゆる「筆圧」)に応じて、描いた線の太さを変化させる機能も
  あるため、パソコンにアナログ的な表現力豊かな入力ができます。


 ・「ペンタブレット」を使って、たとえばデジカメ写真を加工したり、
  手書きコメントをつけたり、「お絵描きソフト」で筆を使ったような
  絵を描いてみたりと、マウスではできない「手作り感」が出せます。

  ◆ ペンタブレット活用ガイド
   http://tablet.wacom.co.jp/technical/

  ペンでの入力には慣れるまで練習も必要ですが、うまく使えるように
  なれば、いままでと違った新しいパソコンの楽しみを見つけることが
  できるかもしれません。特に絵心のある人は検討の価値ありです。


 ・この「ペンタブレット」の製造は、ほとんど「ワコム」という会社が
  独占しており、自社のホームページでも「日本市場では、ほぼ 100%
  のシェア(世界では60%)」と紹介しています。

  ◆ Wacom  ペンタブレットホームページ
   http://tablet.wacom.co.jp/

  多くの関連特許を取得しているためか、ワコムの製品は性能もよいの
  ですが、他の有力周辺機器メーカーが参入しない(できない)ことが
  ペンタブレットがそれほど広く浸透していない一因かもしれません。


 ・Windows Vista(Home Basic より上位版)では、手書き文字入力機能
  の強化を含め、「ペンタブレット」で操作するパソコンという意味の
  「Tablet PC」への対応が強化されています。

  ◆ ペンを使って快適に操作&情報収集できる「Tablet PC」
   (Microsoft Windows Vista)
   http://www.microsoft.com/japan/users/vista/review/03.mspx

  ◆ Windows Vista の新機能をひきだすペンタブレット(Wacom)
   http://www.wacom.co.jp/vista/

  そういった背景もあり「ペンタブレット」を取り上げてみましたが、
  編集長は手書きの文字は下手クソだし、絵心もないのでいまひとつ、
  ペンタブレットを欲しいとは思わないのですが、皆さんはいかが?


============ ◇ 編集後記 ◇ =======[Top に戻る]

 電子メールは便利ですが、忙しい人ほど毎日、大量のメールを受け取り、
 その処理に追われています。さらに迷惑メールが急増したこともあり、
 大切なメールと分からなければ、すぐ「ごみ箱」行きになりかねません。

 そんな状況なので「開封確認」機能を多用すると、受け取った相手から
 非常識だと思われかねないので、使うとしても、どうしてもという場合
 だけに限ったほうがいいでしょう。ちなみに編集長は使いません。

 
 誰でも、ほとんどコストをかけずに情報を交換できるのが電子メールの
 利点ですが、そのことを悪用したのが「迷惑メール」であり、とにかく
 「利便性」と「信頼性&安全性」のバランスが一番、難しいところです。

                           (編集長・林)

  ※ 次回の発行は6月13日(水曜日)の予定です。お楽しみに。


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