|
以前は個人でインターネット接続するには普通の電話回線しかありませんでした。しかし今では『ISDN』というデジタル電話回線や『ケーブルテレビ回線』を使ったり、
『光ファイバ』を使ったり、いろいろな接続方法が普及し始めています。特に従来の電話回線を使いながらも、高速な接続が可能な『ADSL』が急速に普及しています。
そしてプロバイダを運営する企業も、インターネットの接続サービスを専門とする企業が中心でしたが、最近ではNTTやKDDIなどの電話会社がプロバイダ(OCNやDIONなど)も運営することで、電話料金も込みのサービスを提供したり、CATV会社は自社でプロバイダをやっているので、初心者の方にはさらに理解が難しくなっています。
そこで次の5種類に分けてみましたので、理解の一助にしてください。
専業|通信系|CATV系|ADSL|光ファイバ
■1.専業プロバイダ
プロバイダを専門に活動しています。特に人気のパソコンメーカーが親会社にもつ会社(メーカー系)は、そのパソコンを購入した方を会員にしやすいので、日本でもトップの会員数を誇っています。
-
@nifty(アットニフティ)
富士通の子会社です。会員数は日本一を誇ります。
-
BIGLOBE(ビッグローブ)
NECの子会社です。アットニフティに次ぐ会員数です。
-
So-net(ソネット)
ソニーの子会社です。ポストペットというかわいいキャラクタがメールを運ぶ楽しいソフトを提供していることでも人気です。
もちろん、メーカー系以外にも色々な特色を持った素晴らしい専業プロバイダがあります。ただインターネットを始めるときには、まずは初心者の会員も多く、サービスも充実しているメーカー系がいいかもしれません。
あと特筆すべきプロバイダとしては「AOL(アメリカオンライン)」があります。世界で最も会員数が多いプロバイダであり、また他のプロバイダからは見ることのできない情報やサービスを提供するなどに特徴があります。
■2.通信系プロバイダ
主に電話会社が運営しているプロバイダ。プロバイダ料金と電話料金を一緒にすることで割引できたり、料金徴収が一箇所で済むなどの割安感や安心感、そしてCM攻勢による知名度などで会員数を急激に伸ばしています。
- OCN(オーシーエヌ):
NTTコミュニケーションズ運営。
- ODN(オーディーエヌ):
日本テレコム運営。
- DION(ディオン):
KDDI運営。
名前が似通っているので初心者は混乱しやすいです。またプロバイダとして市場参入したのは専業プロバイダより遅いので、提供できる独自情報(コンテンツ)は老舗のメーカー系プロバイダに比べると少し弱いかもしれません。今後も東京電話インターネットなど地域系も含め通信系のプロバイダ事業への参入は続くでしょう。
■3.CATV(ケーブルテレビ)系プロバイダ
CATV会社が運営(あるいは業務委託)をしているプロバイダ。CATV回線でのインターネット接続は
・
電話回線/ISDNでの接続と比べて数倍速いこと
・ インターネット中でも電話が使えること
・
多くの場合、つなぎっ放しでも一定料金(常時接続)
などの利点から、ゆっくりインターネットを楽しみたい方に急速に普及しています。ただしCATVはサービスを供給できる(ケーブルが敷設されている)地域が決まっているので、その地域に住んでいないと使用できませんし、その地域のCATVにしか入会できません。
興味のある場合、まずは皆さんがお住まいの地域でサービスを提供しているCATV会社を調べてみてください。
参考:日本各地のケーブルテレビ局
(日本のケーブルテレビ)
■4.ADSLサービス提供会社
2001年9月より Yahoo!BB
が驚異的な低料金での定額サービスを開始して話題沸騰のADSLです。ADSLとは 「Asymmetric
Digital Subscriber Line」 の略で、通常の電話回線に、音声通話とは違う高周波で情報を伝えるというインターネット接続技術です。
ADSLのサービス会社としては2種類あります。 A.
ADSLのサービスだけ提供。他のプロバイダにつなぐ ・ NTT東日本/NTT西日本(フレッツADSL)
・ イーアクセス B.
ADSLのサービスと同時にプロバイダ機能も提供 ・ Yahoo!BB(BBはブロードバンドの略だそうです) ADSLの利点は、通常の電話回線を使いながらも、電話と共存できることをはじめ、
・ CATVでの接続以上に速いこと
・ インターネット中でも電話が使えること
・
多くの場合、つなぎっ放しでも一定料金(常時接続)
などの理由から、急速に普及しています。
■5.光ファイバー系プロバイダ
接続速度の圧倒的な速さから、以前より『インターネット接続の本命』と言われてきました。しかし光ファイバ網を全国に敷設するには膨大な設備投資が必要で、そのためサービス提供のエリアが限定され、しかも料金も高いため本格的な普及にまでは至っていません。
しかしインターネットでの動画放送などを本格的に考えた場合、やはり光ファイバーが最終的には普及し、それに伴い料金もこなれてくると予想されます。 ・
NTT東日本|NTT西日本
「B FLET'S」
・ 有線ブロードネットワークス
「USEN-Gate01」
・ スピードネット
◆◇◆
|
それにしても、ISDN、CATV、ADSL、光ファイバと次々と新しい接続技術とサービスが登場し、初心者の方には 『どれがいいのかわからない状況』 かと思います。さらにサービスの提供地域なども考慮しなければいけないので、近所で新しい接続サービスに乗り換えられた方のご意見を聞ければ、それが一番参考になるかもしれませんね。
→ ブロードバンド特集|初心者ガイド−プロバイダ
|
では、プロバイダが提供するサービスには、どんなものがあるのでしょう?つまりそれは「インターネットで何ができるの?」の答にもなりますので次のページでご紹介しましょう。
|